望の富士山(blog版)

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h25.3.20 日影沢で花撮り

2013-03-23 17:57:33 | 山歩き

春分の日の天気予報は「曇り、昼頃にわか雨(しかも黄砂が混じる)があるかも」という微妙なモノで、今回も富士狙いには難しいコンディション。

それなら、花撮りに狙いを決めよう。この季節ならやはりハナネコノメを見たい。昼から雨が降るなら、日影沢入り口で先ず、ハナネコノメを狙い、その後は成り行きで・・・

前日に高尾発小仏行きバスの時刻表をチェック。始バスは7:12、それに間に合わすには国分寺6:42か・・・

当日は5時にセットしたアラーム一発で起きたものの、ベランダからどんより曇った空を見て、やる気が失せ、二度寝!

結局ぐずぐずと5:40に動き出した。朝食をとりながら再びダイヤをチェック。次のバスは7:32だから、国分寺7:04でも大丈夫だろう。

今日は都心が20℃になるとの予報だ。耳が隠れる必要は無いので、久々にマリナーズキャップを被ることにした。そして先々週女子中学生をびびらせたサングラスでは無く、花粉用のゴーグル(下の画像を参照)をセットして出発!

早足で歩き出して数分、直ぐに暑くなってきた。んん、ゴーグルが曇ってくる!

おかしいな~、今朝曇り止めを塗ってみて、息を吹きかけても大丈夫だったのに・・・

結局ゴーグル無しで歩くことにした。やれやれ、500円(多分)損したか~

中央線で高尾へ到着したのは7:22。トイレによっても十分だ。

北口を出ると、道路の向こう側に行列が出来ている。久々だが、確かあのバス停だったよな。

近寄ってバスの表示を見た。

『陣馬高原行き』とあるではないか!

???

隣のバス停が小仏行きで、ダイヤをチェックした。

あれ、7:12の次は8:12。そしてその次が8:32ではないか!

つまり1時間勘違いしていたという訳だ。やらかしたか~。う~~~ん

ほんの数秒悩んだが、京王線で高尾山口まで移動し、そこから歩き出すことにした。4年前に試したことがあるし、たいしたことは無かったはずだ。(このときはそう思っていたが、レポを見直すと駅から1時間かかっていた)

7:50 高尾山口へ。 府中を出た頃は曇っていた空が、そこそこ晴れてきた。にわか雨が降り出す前に花を撮りたい!殆どのハイカーは駅を出て右へ向かう中、ただ一人左へ。ちょっと早足で進んだ。

8:01 浅川を渡ったところで『高尾梅郷遊歩道』の表示が目に入った。ここからでも日影バス停に行くのは問題無さそうだ。

 

もう旬は過ぎている感じだが、それでもそこそこキレイだ。

 

8:11 病院の駐車場からバス道へ出ると駒木野のバス停が直ぐそこだった。時刻を確認すると次は5分後だ。ムキになって歩き続けると昼頃のにわか雨が心配だ。結局そのバスに乗ることにした。つまり高尾駅で40分待っていたのと同じになる訳で、電車賃120円が無駄使いなったのだが、梅撮りも楽しめたのだからまあ良しとしよう。

やってきたバスには『2台運行』の表示が出ていて、1台目は満員御礼だった。

数分で日影バス停へ。昨年の3月18日はピッタリだったが、今年はどうかな~

 

ポイント付近には既に人影があった。アサイチでハナネコを見ようと考えた人は他にも居たわけだ。

撮影が終わった様子のオバチャンに声をかけると、「キレイよ~、ほら、あそこに咲いてるわ」と昨年とは違ったところを教えてくれた。

次のグループに場所を譲った。

直ぐ側にはこれ!雰囲気的に(葉などではない)ニリンソウかな?日影沢は早朝は花が開かないということはわかっていたので、仕方ない。帰ってくるときには開花しているだろう。

ここは工事中か・・・この時点では思い出せなかった→かつてはウッディハウス愛林という名前の建物だった。

そうそう、あの時はこの辺でデジイチタイムを楽しんだっけ!

ゴリラを忘れてきたので、今日もポケット三脚&セルフタイマーでパチリ!

この先でニリンソウの群落を発見。でも、この時間はやはり開花前だ。やはり帰りに立ち寄ろう。

その後は日が差さず、薄暗い林道の両脇をじーっと見ながら進んだ。

お、ヨゴレネコノメを発見!ヨゴレなんて不名誉な名前だけど、十分キレイだよね~

 

今度はこのちっちゃくてかわいい花!まだ開いていないし、難しい・・・→ユリワサビ?

 

アオイスミレ

 

ネコノメソウ?トウダイグサ?

 

大木にビッシリ苔が生えていた。

 

ニリンソウ発見。他にも咲いていると思い、探してみたが、見つけられなかった。

 

9:53 ゲートへ。日向はスゴク暑く、ペットボトルのお茶を飲んで一休み。袖まくりをしながら進んだ。

道の脇で撮影中のソロ男性を発見。近寄ると、「コスミレですわ」と教えてくれた。

数分後、ブログに書いて良いかと尋ねると「関西のオッちゃんでえ~ですわ」との返事が返ってきた。これ以降関西さんとする。

しばらく彼の後を着いていくことにした。

 

これはタチツボ

 

ほら、ここに・・・オカスミレ

  

途中から羽村から来たという壮年の夫婦が合流。奥さんは花好きで話が弾んだ。

「あれは私の天敵なんです(T-T)」と奥さんにつぶやいてみた。羽村のご夫婦は山歩きもするそうだが、何ともないとのこと。羨ましい。

 

「コスミレは裏側から見ると・・・」という大事なポイントも教えてもらった。しかし、そのポイントが何だったのかは覚えていない。(T-T)

 

葉がギザギザしているからエイザンスミレ

ニオイタチツボスミレ

たしか、関西さんが喜んでいたけど・・・アカネスミレ

ニオイタチツボスミレ

 

4人一緒にノンアル&カップ麺でランチタイム!

 

食後、高尾へ向けてリスタート。メインルートは大賑わいだが、足下はグチャグチャだった。

 

最近設置された案内図。メインルートでは無く、巻き道を進んだ。

羽村の旦那さんがナガバノスミレサイシンを発見!

 

この付近の巻き道でシモバシラが見られることはボンヤリ聞いていたが、カメラマンが集まりすぎるとこういう悲しいことが起きてしまうのか。

 

直進すると高尾の山頂だったが、こちらへ

カントウミヤマカタバミ

これがあの1.5億円をかけたというデラックストイレか!(こちらを参照)

ヒナスミレ。関西さんが葉の裏側が紫色だと裏側をめくって見せてくれた。※ただし、絶対では無いらしい。奥が深い→こちら

  

これは○○スミレ→葉の裏側は同じ色

整備された5号路を進む。

山桜の大木

いろはの森コースを下山。「高尾だと思って油断していると、結構きっついわぁ」

樹皮が面白いハリギリの大木

 

アオキ・羽村の奥さんが教えてくれた。

ナガバノスミレサイシン

すんごい大きいモミの木、いろはの森コースは侮れない!

やっと見つかったフイリヒナスミレ

最近設置されたらしいベンチで先客がたばこをくゆらせていた。彼もスミレマニアらしく、関西さんと話が弾んでいた。

たばこの彼が、シュンランが咲いていると教えてくれた。

 

関西さんがザックに付けていたインディアンフルートを取り出し、腕前を披露した。山にあう柔らかい音色だった。→youtube

名付けてアツアツの木!

分岐へ。左の林道を進んだ。ドラム缶炭焼き窯の脇を通過。

 

カエルの卵!数多くのカエルの鳴き声が聞こえてきた。じ~っと探したが、見つけられなかった。

 

ゲートを越えて、今朝通った工事中の建物の脇へ。

 

関西さんがカタクリを発見!

 

ヤマリソウ

 

ニリンソウがいっぱい!

 

アズマイチゲ→こちらが詳しい

以前も見かけた看板の他に、足下にこのような表示が増えていた。レンジャーさん達のご苦労が忍ばれる。

 

ここにもニリンソウがいっぱい♪ このときはそう思っていたが、イチリンソウかな?※こちらが超詳しい。

 

これがキクザギイチゲ←あってる?

車で来た関西さんや羽村のご夫婦と別れた。彼らのお陰で一人では絶対に見つけられない花を見つけ、名前も随分教えてもらった。

改めて書きます。ホントにありがとうございました。

バス道へ。ここに来たら例のお店へ行きたい!

道路脇には春の定番?オオイヌノフグリとホトケノザ

 

今回もふじだなで、ブレンドをいただいた。店内は常連さん風のソロ男性が二人、私はまだ4回目(?)。常連さんには成れないかな。

 

予めチェックしておいた裏高尾のバス停へ。やってきたバスはちょうどすべての席が埋まっていた。途中の停留所でも2人、3人とハイカーが乗ってきた。うす曇りだったが、それぞれが春の高尾を楽しんだのだろう。到着した高尾駅も多くのハイカーで賑わっていた。

 

ぼんやり決めた日影沢歩きだったが、素敵な出会いに恵まれ、充実の一日だった。そういえば予報が外れたらしく、にわか雨は降らなかった。昨年とちがい、カッパや折り畳み傘は使わずに花撮りを楽しむことができた。ラッキーだった。

一方、勿体なかったのがメモ帳を忘れたこと。スマホにメモをうち込んだが、レポを作る際には役立てることができなかった。次の花撮りにはメモ帳を持っていこう!

 

このレポをご覧頂いた方にお願い

もう花を撮るようになって○年なのに、相変わらず覚えられません。今回は詳しい方とご一緒できたのに、この有様です。花の名前が間違っていたり、○○スミレとなっているものでお分かりのものがあったら教えて下さい。

23日未明に関西さんご本人からご指摘を頂き、色々と直しました。ありがとうございました。23日17:40追記

 

 

 

 


6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スミレ (リブル)
2013-03-22 20:54:45
こんにちは。
今年はホントにもうたくさんのスミレが咲いているんですね。
シュンランの二つ前の写真はフイリヒナスミレです。
ヒナスミレはその名の通り、かわいいスミレですよね。(^^)
ちなみに「フイリ」は葉に白っぽいスジのようなものが入っているものを言うのですよ。
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リブルさん (のぞむ)
2013-03-22 21:02:14
>フイリヒナスミレ

早々にありがとうございます。直ぐに直します。
一緒に歩いた皆さんもその名前を話していました。
返信する
お疲れ様でした (関西さん)
2013-03-23 00:07:28
まずは最初からユリワサビの次のすみれが
アオイスミレ(葉っぱが葵の御紋に似ている)
高尾山ではこれが一番早く咲きます・・

関西のおっちゃん登場の時の白いすみれは
コスミレの白色・・
指差しているのはオカスミレ(ヒゲがない)

エイザンスミレの前もコスミレ

エイザンスミレの次が ニオイタチツボスミレ

その次喜んでいたのが アカネスミレ

アオイすみれって書いているのもニオイタチツボスミレ

羽村の旦那さんが見つけたのは
ナガバノスミレサンシン

デラックストイレの前のは
カントウミヤマカタバミ

その次は ヒナスミレ2枚

その次もナガバノスミレサンシン

オオルリソウっていってたのは間違い
ヤマルリソウです・・・すみません・・・

また訪ねて覚えてくださいね~
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すみれちゃん (くうかい)
2013-03-23 06:27:42
おつかれさまです。
おひさしぶりです。

すみれは、奥が深いですよね~

濃い紫がスミレ
淡い紫がタチツボスミレ

それしかないと信じてやまない時期が長く
おかげでスミレはさっぱりわかりません。

山で人とのつながりが増えていくのが
ホントにありがたいですよね。

返信する
関西さん (のぞむ)
2013-03-23 18:00:16
ご指摘ありがとうございました。ただいま直しました。
偶然の出会いでしたが、お陰様で楽しい時間を過ごすことが出来ました。改めて感謝申し上げます。

よろしければ、掲示板にスミレの画像を添付して下さい。
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食うかいさん (のぞむ)
2013-03-23 18:03:00
お花大好きの食うかいさんでも、スミレはご存じ無かったのですか。今回関西さんに教えてもらいながら、改めて奥が深いと思いました。
関西さんのお陰で今回エイザンとヒナは覚えたような気がします・・・
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