せっかくのお盆休みだが、晴れマークが無い!
せめて曇り一時晴れの予報が出た13日に動くことにした。どうせ展望は期待できない。それなら歩くことに目的を持たせたい。あれこれ考えた後、標高2017mの雲取へ行くことにした。そう、2017年の内に行かねばならない山なのだ。夏の雲取の山頂ピストンがキツいことは4年前に食うかいさんと一緒に歩いてよく分かっている。でも、晴れないことが分かっているときに小屋泊まりをする気分にはなれなかった。
12日は夕食後シャワーを済ませ、18:30に出発。立川辺りまではそこそこ交通量があったが、青梅市内に入ると順調に流れた。
20:40頃鴨沢バス停に到着。4年前はここの駐車場でタント泊したが、今日はコーンが置かれており、駐車できなかった。翌日明るくなってから見ると「地元民専用。長時間、登山者の駐車を禁止します」との表示が見えた。なるほどね。
仕方ないので小袖乗越の駐車場へ直行することにした。一部舗装が崩れた所もある林道を進むこと7,8分で到着。ここの標高は752m。鴨沢から200m以上も標高を稼いでくれる。縦走で無ければここを使うのが便利だ。
え、トイレが出来ている!これなら鴨沢バス停でなく、ここで車中泊することに何の問題も無いね。
先客は5,6台。トイレに近い所に駐車した。
見上げる空は雲がかかり☆はまったく見えない。明日はどうかなぁ。
水洗でキレイなトイレで小用を済ませ、21時過ぎに横になった。
ここ数回タント泊で寝付けないことが続いていたが、この日は比較的早く寝ることが出来た。
1:20にトイレに起きたとき、先ほどよりも車が増えていることに気付いた。なるほど、ここで車中泊する人がこんなにいるのか。
4:00のアラームで起床。トイレで小用を済ませた。また車が増えていた。
食欲は無いが、今日もサラダとオニギリの朝食。段々胃腸が動いてきたのでトイレの個室へ。水洗で洋式とは有り難い限りだ。
5:10 イヤホンでラジオを聴きながら出発。
舗装道を数分進み、登山口へ
地元もこの機会に盛り上がってるね。
今日も次々に抜かれる。しばらくは薄暗い樹林帯に付けられた登山道を進む。風通しが悪く、気温は高くないが湿度が高くとても不快だった。
派手な色のマムシグサ
廃屋付近で鮮やかなピンク色の花
これは鮮やかだ! でも何というお花だっけ。この時は思い出せなかったが、ナツズイセンと4年前のレポにあった。
ほんの少し明るくなってきた。これは上に行ったら晴れるかな?・・・とこの時は思っていた。
んん、新しいものが出来ている。ほぉ~、これが小袖の云われなのか。
お、イイ感じ!
この付近はやけに濡れている。
そうそう、ここが水場だった。
4年前(画像)とちょっと変わった。
カモノハシの水道水を捨て、ここの美味しい水をたっぷり汲んだ。
薄暗い樹林帯に付けられた登山道を進む。
6:59 堂所
1回目のオニギリタイム。
リスタートして数分、この付近で降りてくるハイカーに遭遇した。小屋泊まりかと声をかけると、「いえ、朝早く登りました」とのこと。おそらくは日の出前から登ったのだろうが、随分早いなぁ。
その後、数人の降りてくるハイカーと出会った。小屋泊まり風のデカザックの方も居れば、トレランさん、軽装の方も居た。
さらに数分でV字路へ。ここは7年前のGWにomatsuさん(ブログ)親子と出会った所だ。
天気が良ければこの通り(画像、画像)なのだが、その後一度も見ていない(T_T)。
ただ歩くのは勿体ない。巨木を撮りながら進んだ。
7:49 七ツ石小屋、七ツ石山と巻き道の分岐
勿論、下段巻き道へ! 整備されて単調な道を進む。
気温は低いまま。淡々と進む。
8:23 ブナ坂へ。数分前に追い越して行ったソロ男性が休憩中だった。
マルバタケブキのみが目立つ路を進む。
ダンシングツリー(食うかいさん画像)
ヘリポート
奥多摩小屋。人影は無かった。
小屋の少し先で2回目のオニギリタイム。この先が急登だからね。
食後、ヨモギの頭登り、登ってきた路を振り返ってパチリ。この時間は七つ石山が見えていた。
少し平坦道を進んで、小雲取へ向けて登る。
中学生くらいの男の子がガンガン上り、後方のお父さんを待つ様子がおかしかった。
小雲取まで登り切り、スポドリを飲みながら地図を見ていると、60代位のオバサマが声をかけてきた。「ここが小雲取よ。でも、山頂は向こうにあるの」と少し高くなったところを指さした。ここへ来るのは4回目だが、それは知らなかった。
ほぉ~なるほどねぇ。
さぁ雲取はもう少しだ。お、明るくなってきた!
避難小屋が見えてきた。コンデジには映っていないが、この時間は結構明るかった。
小屋の手前の急坂を登る途中でふと気付いたキレイなお花。見たことあるけど、何だっけ?
小屋付近では数人が休憩中だった。
登ってきた路を振り返る。ありゃりゃ~、もうガスってきた。
9:58 雲取山山頂へ。
今日も記念撮影を引き受け、その方にシャッターをお願いした。色んな方のレポを見ていたが、山頂標は新しいものに変わっていた。(4年前はこれ)、ここからの富士は7年前(画像)以来見てないんだよなぁ
こっちは随分仰々しいが、来年撤去するのかな。
アルファ米と美味しい缶詰のランチ。
見てくれはイマイチだが、なかなか美味しかった。
余ったお湯でドリップコーヒーも楽しんだ。4年前は流水麺(画像)だったし、出発前はホットコーヒーが美味しい気温になるとは思わなかったなぁ。
ラジオの天気予報で「山間部は午後から雷雨があるかも」と報じていた。長居は出来ない。
10:45 下山開始
うわぁ、ガスが濃くなってきた。
往路に撮ったのと同じ花だが、違う株。
丁度11時頃、安住のラジオでゲストコーナーに変わった頃、急に雨が降り出した。
大急ぎでザックからレインウェアを出して着て、ザックカバーを付けた。
予報では午後からだったのでが、降り出すならもう少し後だと思っていたが、これは誤差の内ってことなのかなぁ。
降り方は半端なく、たたき付けるようだった。前を歩くカップルは奥多摩小屋へと避難して行ったが、あそこで一休みしても止むかどうかわからない。雨だけなら我慢出来るが、雷がやってくるとシャレにならない。とにかく樹林帯まで降りることを優先した。
登山道は所々小川になっていた。ゴアテの靴もとっくに浸水して靴下はびちゃびちゃ。でも、進むしか無かった。
ところで流石は雲取、この大雨の中でも走っているトレランさんそして登ってくるハイカーが大勢居た。私も含め、大急ぎで下山するならともかく、上記のような方々は何を思っていたのかなぁ
なにしろ雨が降っているので、コンデジ撮影も不可能(当たり前)。詳しいことは覚えていないが、ヨモギの頭でペットボトルのスポドリを飲んだ以外はひたすら下山を続けた。
12:26 ようやく(一旦だったけど)雨が止み、この付近で休んでいるベテランさんを見つけたので、ザックを下ろして一休み。ポケットの乾き物を食べ、スポドリを飲んだ。コンデジ画像を見てほぼ1時間半雨の中を歩いたことが分かった。いやぁキツかったなぁ・・・とこの時点はもう雨は終わりだと思っていた。
少し先が堂所、この付近でも登ってくるハイカーが居た。
ここからは樹林帯の中で、日の光が殆どなく、ヘッデンがあった方が良いかと思うくらいの暗さだった。
ラジオで高校野球を聴いていたが、甲子園は良い天気。この日は西日本と東日本で天気がまったく違ったようだ。
しばらくしてからまた雨が降り出した。先ほどと違い、もう樹林帯の中に入っていたので、ダメージは無かったが、もう勘弁して欲しかった。
13:45 廃屋付近へ。この時間雨は止んていたが、ガスが濃くなり、少し先も見えないほどだった。
ナツズイセンを再び撮影。
13:50頃舗装道へ出た頃、また雨が降り出した。せっかくなので(?)レインウェア姿を撮ろうとカーブミラーをパチリ。
ありゃりゃ、写ってないよ。
丁度14時頃、小袖乗越駐車場へ。
トイレ付近は男女数人がいた。タントの隣は今朝と違った車が停まり、小さな男の子の姿が見えた。
タントに戻り、びちょびちょになった靴、レインウェアを脱いだ。タントの窓はカーテンを閉じており、一応外から見えない。一旦裸になって身体を拭きながらグッタリ・・・
レインウェアは着ていたものの、ポケットに入れていた色んなものが濡れていた。サイフも同様でお札はぴたっとくっつき、レシートはぼろぼろになっていた。
一番心配だったデジイチはビニール袋に入れておいたため、どうにか作動して、一安心。スマホもちゃんと作動したので、速報をアップできた。
シートを倒してしばらく休み、15時頃出発。温泉に寄る気力も無く、往路をひたすら戻ることにした。
雨の為か奥多摩エリアはそれほど混まなかったものの、青梅、拝島付近からは渋滞が始まった。
霧雨の為、気温も上がらずエアコンは使わずに運転出来たのがラッキーだったかもしれない。
コンビニ寝を一度とったが、18時少し前に帰宅。
おまけ
「スマホの修理が終了しました」とのケーズ電器からの留守電を聞き、本日午前中取りにいきました。こんなに早く戻ってくるとは驚きつつ、嬉しい限りです。保証期間内だったので無料でした。もう一度アプリをダウンロードして、自分仕様に直している途中です。
上記の安住のゲストコーナーに出ていたドラマーの「むらたたむ」さん、安住曰く声の小さいカフェの店員さんの風貌の彼女だがその演奏は超パワフル。番組で演奏したルパン三世がyoutubeに上がっていたので、貼っておきます。
まだコメントを入れ終わっていない長編のヤマレコ拝見しました。東京近郊は雨ばかりだったのですが、南アルプスでは晴れ間も有り、雄大な眺めが得られたのですね。羨ましい限りです。
またブログのアップも愉しみにしています。
お疲れ様でした。
せっかくのお盆休みなのに、本当に天気がねぇ。。。
2017年の雲取山お疲れ様でした。
雨に泣かされましたね。
「ここは7年前のGWにomatsuさん(ブログ)親子と出会った所だ。」
→不思議とその場所に行くとはっきり覚えているのがビックリしますね。あの坂が曲がる手前ですよね。覚えていただいてうれしく思います。あのときの次男は、高校2年、夏合宿に出掛けて留守です。
私は、昨日晩、南アルプスから帰ってきました。南アルプスでは富士山は3回見ることができました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1227162.html