つれズレ愚抄

つれ：「世のトレンドとすりゃ美談扱いかと思いきや、イクメン議員の育児休暇には批判的な意見が多いみたいだよ」

 
ズレ：「勤労に基いて給与を得る従業員でなく国民の負託に基いて報酬を得る議員の育児休暇はスジが違うとはいえ、敢えて無理筋を押して啓蒙に繋げるてのにも一理はあるんじゃねぇか」

 
つれ：「従業員でなく雇用主だって働かなけりゃ実入りが減るのに、議員先生は育休でも減額なしってんじゃ啓蒙どころか大ブーイングだろうに」

 
ズレ：「それも逆手に取って育休でも所得が減らないのが当たり前と喧伝すりゃ、一億総活躍の趣旨にも適おうてもんでぃ」

 
つれ：「歳費お手盛りのうえに陣笠議員の５人や１０人いなくなったところで何の支障もない国会と違って、コストカットの人減らしがカツカツで一人でも育休となりゃ途端にマタハラが巻き起こる民間企業にそんなことが出来るもんかと総スカンを喰らっちまうよ」

 
ズレ：「その分は税制優遇で手当するとか産休補助に限って派遣を認めるとかの制度を作るのが政治なんだから、国民のみならず国会を啓発する効果もあらぁな」

 
つれ：「民主主義なら選挙に明け暮れるのが政治家なんだから、早やＷ選で頭が一杯の先生方にそんな効き目があるもんかね・・」