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近江の茶道家「辻宗範」企画展(長浜市)

 近江国国友村(長浜市国友町)出身で、茶匠(ちゃしょう)や庭師、書家として活躍した「辻宗範」(1758年〜1840年)に関する企画展が長浜市の五先賢の館で開かれている。
点茶の秘伝の写しや庭絵図、和歌の冊子など16点で、全て初公開。多彩な活動の一端を紹介している。

↑写真:中日新聞より

茶道家「辻宗範」企画展
開催期間: 6月29日まで、水木曜定休。
場所: 五先賢の館(長浜市北野町1386)
料金: 高校生以上300円、小中学生150円
問い合わせ: 五先賢の館(0749ー74ー0560)
http://www.zd.ztv.ne.jp/gosenken/

 「辻宗範」は、長浜出身の茶人「小堀遠州」が創始した遠州流茶道を学んだ。遠州流茶道は、小堀家が長浜市東部を治めた小室藩の廃止で一度断絶したが、宗範が次代の小堀家当主に伝授し直し、存続した経緯がある。
そのため宗範は遠州流茶道の中興の立役者だが、一般的な知名度は低い。
今回は長浜市が2016年に購入した宗範の蔵書99点から、芸術性の高さがわかる品を展示した。
 遠州流茶道の関連では、茶のたて方の秘伝の写しや茶器の見方の解説書などを展示。宗範の研究熱心さが伝わる。
長浜市内の民家で設計した茶室に付属する庭園の見取り図や遠州が好んだ茶室の図面なども紹介。庭園造りの優れた手腕がうかがえる。
 長浜町(現長浜市中心部)の町年寄たちに頼まれて記した和歌の書や、尾張藩士から揮毫(きごう)を依頼された書の一覧もあり、広範な名声を得ていたことが分かる。
長浜市歴史遺産課の太田浩司学芸専門監は「長浜の文化人として重要な人物。研究を進める必要がある」と話した。

【滋賀・近江の先人第186回】近江出身の茶道家、庭師、書家家・辻宗範(長浜市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/64572af9acfb22119748618509001dc3

【滋賀・近江の先人第70回】普請奉行・作庭家・小堀遠州(長浜市)

https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/50d4799379f3ce16369b0503c92f3850
【滋賀・近江の先人第37回】鉄砲や望遠鏡を独創的に製作・一貫斎国友藤兵衛(長浜市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/175b3a93cad914d6fab6d9fb408c6ab0

<中日新聞より>
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