東近江2市2町の寺社で多くの縁起・伝承がある聖徳太子が没してから薨去(こうきょ)1400年を節目に、太子と地域の関わりや魅力を再発見し、アピールする「近江の聖徳太子魅力発信事業」が12月3日、フィナーレを迎えた。
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↑写真:滋賀報知新聞より
この日、東近江市立八日市文芸会館で開催された記念事業では、約2年間開催された秘仏開帳などの社寺イベントを映像で振り返るとともに、実行委員会を構成する関連11社寺の代表や4市町の首長が「和の精神」や「近江の聖徳太子」の魅力、次代へのメッセージを高らかに伝えた。
委員長の小椋正清東近江市長は「事業が観光振興となり、全国、世界から東近江地域を訪れてもらえれば」と期待した。
続いて、歴史好きな現代の少女と少年時代の聖徳太子「厩戸皇子(うまやどのみこ)」を軸に時空を超えた物語を描く、東近江創作ミュージカル「日出ずる国」が公演された。
出演した市民は、ダイナミックな歌と踊りで、近江鉄道などの東近江地域の身近なシーンをユーモアたっぷり、そして激動の飛鳥時代をドラマチックに熱演し、観客席からはアンコールを求める盛んな拍手を送られていた。
<滋賀報知新聞より>