2月14日夕方、3.5MhzのFT8で「マーシャル諸島」の「V73WW」局と交信できた。この局はドイツ人を中心としたヨーロッパ人6名のメンバーで2月12日~24日まで運用予定である。このチームは見るからに最近珍しい若者によるDX-Peditionである。ON AIR開始後、猛烈に各バンドでCW(電信)とFT8の運用を行っている。
マーシャル諸島は日本から近いのでほぼ問題なく交信できるが当局は昨年11月~12月にON AIRした「V73WE」と3.5Mhzでの交信を取り逃がしていたので今回、「V73WW」に3.5Mhzの交信を期待していた。
「V73WW」とは運用開始直後の2月13日、各バンドで良好に入感していたがその日の夜の3,5Mhzは大パイルアップになり交信出来なかった。前回の「V73WE」の取りこぼしを脳裏に過ったが2月14日夕方は3.5MHzもとても強力で安定な信号だったので今回は簡単に交信できた。
これで数日前の「A71UN/P」(カタール)に続いて3.5Mhzで「84カントリー」になった。この日以降、V73WWは連日各バンドでアクティブにONAIRしており、3.5Mhzから28Mhzまでの全バンドで交信できている。
オセアニアもアジア、ヨーロッパと同様に沢山のカントリーが存在するがそもそもそれらのカントリーには3.5MHzなどのLOW Banderが少ない。よって、3.5MhzでDXCC(100カントリー以上)を達成するにはアクティブな局が多いヨーロッパの攻略が必須である。コンデションが高いうちに1つでも多くと交信したい。
マーシャル諸島共和国(通称マーシャル諸島) 太平洋上に浮かぶ島国で、ミニ国家の一つ。島々を構成する多くが環礁で「真珠の首飾り」とも呼ばれるマーシャル諸島全域を領土とする。ミクロネシア連邦の東、キリバスの北に位置する。