滋賀県は9月19日(火)、7月のパリ2023世界パラ陸上競技選手権大会の男子400メートル(視覚障害T13)で金メダル、男子走り幅跳び(同)で銀メダルを獲得した野洲市出身の「福永凌太」選手(24)に「県民スポーツ大賞栄誉賞」を贈った。
滋賀県庁で表彰式があり、三日月大造知事が表彰状を手渡した。
↑写真:中日新聞より
福永選手は小学5年生から陸上競技を始め、中学校、高校では棒高跳び、中京大に進学してからは十種競技に打ち込んだ。健常者と一緒に競い合ってきたが、大学4年生からは家族の勧めを受けパラ陸上競技に転向した。錐体(すいたい)ジストロフィーという進行性の病気のため、現在は視力が0・06ほど、特に視野の中心が見えづらいという。
現在は中京大クラブに所属。大会では、400メートルで47秒79、走り幅跳びで7メートル03センチとなり、両種目でアジア新記録を樹立した。「元々来年のパリパラリンピックで世界記録を更新して優勝することが目標だったので、今回の優勝は来年に向けての自信になった」と振り返った。「自分が活躍することで、パラスポーツや陸上競技に関心を持ってくれる人を一人でも多く増やしたい」と意気込んだ。
<中日新聞より>