9月16日は「敬老の日」だった。滋賀県がまとめた滋賀県内の高齢者の状況によると、「老人の日」の9月15日時点で100歳以上の高齢者は956人で、前年より25人増えた。28年連続で最多を更新している。そのうち女性が842人で88%を占める。人数はいずれも9月1日現在。
滋賀県内最高齢は、1914年10月生まれで109歳の中村フミさん(野洲市在住)。男性の最高齢は1917年1月生まれで107歳の渕田孝さん(高島市在住)。
滋賀県によると、2024年度中に新たに100歳を迎える人は363人。男性57人、女性306人で、23年度に比べ男性1人、女性69人減っている。
65歳以上が人口に占める割合の高齢化率は、7月1日現在で滋賀県内は27・4%(約4人に1人が65歳以上)。前年から0・4ポイント上昇した。
市町別では高い順に
①高島市38・1%
②甲良町35・7%
③多賀町35・4%
低い順では
①栗東市19・7%
②草津市22・3%
③守山市22・7%
いずれも順位は23年と同じだった。(*郡部過疎地が高齢化率が高く、都市部では若者年齢率が高いため相対的に老齢化率が低くなる)
滋賀県は、シニア世代が新しい知識や教養、技術を身につけ、地域の担い手として活躍できるように支援するため、「レイカディア大学」を開設している。滋賀県社会福祉協議会が運営。60歳以上の滋賀県内在住者が対象で、園芸学科やびわこ環境学科、健康づくり学科などで2年間学ぶ。9月13日に44期生が卒業した。これまでの卒業生は6900人以上になるという。
<朝日新聞より>