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直木賞「塞王の楯」舞台・大津城周辺でスタンプラリー 6月20日から

 大津市在住の作家「今村翔吾さん」の直木賞受賞作「塞王の楯(たて)」の文庫本が6月20日に発売されるのに合わせ、びわ湖大津観光協会が同日から、物語の舞台となった大津城周辺をめぐるスタンプラリーを始める。三つのスタンプを獲得すると、先着で今村さんのオリジナル御城印がもらえる。

スタンプは大津祭曳山(ひきやま)展示館、市歴史博物館、西教寺、三井寺、翔吾ナカマチの5カ所に設置。御城印をもらうには、翔吾ナカマチを除く4カ所のうち3カ所でスタンプを集める。すべてのスタンプを集めた人の中から、抽選で10人に今村さんのサイン入り文庫本を贈る。
 
 期間は6月20日~8月31日と、9月1日~11月30日で、1期と2期で御城印のデザインを変える。御城印は各期500人分を用意。台紙はスタンプ設置場所や市内の観光案内所、宿泊施設などで手に入る。
 
 塞王の楯は、石垣を積む石工集団「穴太衆」と鉄砲鍛冶「国友衆」の戦いを描き、京極高次が城主を務めた大津城が舞台。2022年の直木賞に選ばれた。
 
 協会の担当者は「夏休みと秋のシーズンにも楽しめる。塞王の楯を読んで、大津の街で物語の雰囲気を味わってほしい」と話している。
 
<記事・写真: 中日新聞より>
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