インド洋仏領の「グロリオソ諸島」から「FT4GL」局の運用開始が迫っている。チームによると準備は万端に整っていることで期待が高まる。
今回の運用は5月24日〜6月19日までの予定でフランス人のチームが行う。グロリオソは世界で7番目に高いWANTEDカントリーに上げられている難関のカントリーの1つである。
グロリオソ諸島からのアマチュア無線の運用はフランス軍人によるもので極めて限定されており、1993年、1998年、2000年、2009年の4回しか交信の記録がなく、この間ことは当局はQRTしており事情は全く理解していない。当局も半世紀前にDXをやっていた頃には交信出来ておらず交信できればブランドニューである。
運用を開始した直後は世界から猛烈なパイルアップで弱小局には交信の機会はないと思われるが強い局が一段落楽すれば交信の機会が廻って来るに違いない。まずはどこかのバンド交信し、その上で他のバンドも出来るだけ多く交信したい。
今回はかなりの期間現地滞在予定なので期待している。
グロリオソ諸島 インド洋のマダガスカル島北西にある諸島である。位置は南緯11度30分、東経47度20分。面積5㎢。1892年にフランス領となったが、マダガスカルも領有権を主張している。フランス語発音に基づき、グロリユーズ諸島とも表記される。 二つの島といくつかの岩礁から形成されており、島の地形は平たんで、標高は最高で12mしかない。
過去にはココナツのプランレーションの開発が試みられたこともあるが現在は無人で、絶滅危惧種の植物や鳥類の繁殖地となっており、フランス政府により上陸が厳しく制限されている。