太郎坊宮の参道の階段を駆け上がる「ステアクライミング」(階段マラソン)イベント「太郎坊チャレンジ2024」(大会長・二橋省之)が10月19日(土)に初開催されるのに先立ち、同実行委員会のメンバーらが7月22日、委員会名誉会長でもある小椋正清東近江市長を表敬訪問した。
「ステアクライミング」は、超高層ビルなどの階段を駆け上がって速さを競う競技で、日本でも東京タワーや、あべのハルカスなどで世界大会が開催されたりと、世界的にも人気を集めている。
「太郎坊さん」の愛称で地域に親しまれる太郎坊宮(赤神山)は、勝利と幸運を授ける神様を祀り、滋賀県内屈指のパワースポットとしても知られるほか、太郎坊宮のシンボルの一つに本殿まで続く「742段の石段の参道」がある。この由緒ある石段を融合させたステアクライミングを開催できないかと実行委員会を立ち上げイベントを考案。
赤神山麓の成願寺から太郎坊宮の絵馬殿までの石段379段をコースとし、最速で駆け上がった勝者には太郎坊宮にちなんで「勝ち男・勝ち女」の称号を与えるタイムトライアルレースを企画した。
この日は、実行委員会長の奥田素之宮司、副実行委員長の今宿裕昭さん、運営部長で階段推進普及協会理事長の奥野晋一郎さん、事務局長の小倉昌和さん、発起人会の安田高玄東近江市議会議員らが訪れ、「観光振興や地域活性化につなげることができれば」と改めてイベントの趣旨や内容を小椋市長に伝えた。
小椋市長は「東近江市としても成功するよう全面的に協力したい」と話し、開催に向けての設備や救護体制の確立などを意見交換した。
今後は9月から行うクラウドファンディングなどで大会経費を募る予定。8月31日には「ステアクライミング」の世界チャンピオン、渡辺良二さんを招いた体験会も太郎坊宮で開催し、イベントの機運を盛り上げていく。
尚、参加者は同イベント公式サイトから随時受け付けており、男女・年齢別の11のカテゴリ(約350人)で募っている。上位入賞者には太郎坊宮の行事(節分の豆まきなど)への参加権が与えられるほか、参加者全員に大会オリジナルお守りが授与される。
太郎坊チャレンジ2024公式HP https://tarobo-challenge.com/
開催日時: 10月19日(土)
オープニングセレモニー: 09:30〜09:50(受付:08:30〜09:00)
出走スケジュール: エントリー種別によって時間は異なる。
表彰式:14:00〜
エントリー: https://tarobo-challenge.com/#entry
エントリー費用: 2500円〜15000円(エントリーによって異なる)
締切: 9月19日(木)
今宿副実行委員長は「1400年の歴史がある神社を舞台としたステアクライミングは全国的にも珍しい。改めてこういう素晴らしい場所があるのだと多くの方に知ってもらう機会になれば」と話す。
太郎坊宮太郎坊・阿賀神社(太郎坊宮)HP
東近江市小脇町2247番地
TEL:0748-23-1341
http://www.tarobo.sakura.ne.jp/
<記事・写真:滋賀報知新聞より>