近江八幡市島学区まちづくり協議会が主催する「ふなずし漬け教室」が7月26、27の両日、島コミュニティセンターの調理室であった。
鮒ずし
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地元の辻純男さんと貞子さん夫妻が先生役。
初日は沖島の漁師らから調達した塩切りしたニゴロブナを洗い、ぬめりや塩を取り除いた。
2日目は炊いたご飯をフナのエラから詰め込み、水を張らない「空漬け」という手法で、おけに手際良くご飯を入れてフナを並べ、この作業を繰り返した。
教室は10年ほど続き、今年は21人が計125kg分を漬けた。毎年多くの参加申し込みがあり、純男さんは「調理室で水洗いができ、ご飯も炊け、しかもエアコン付き。皆とわいわい話もできる。これが人気の秘訣(ひけつ)だね」と笑顔だった。
3年前から毎年参加している地元の山口龍三さんは「ふなずしを漬け込むたび、昔の人の知恵はすごいと実感します」と話した。年末から正月ごろには、おいしいふなずしができそうだという。
<記事・写真:中日新聞より>