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70年ぶりの秘仏開帳 東近江・石馬寺

 聖徳太子が創建に関わった逸話が残る東近江市の「石馬寺」で6月10日、約70年ぶりとなる秘仏の開帳が始まった。6月25日(日)まで。

石馬寺の詳細はHPで


↑写真:中日新聞より

 秘仏はいずれも高さ40cm前後で、ヒノキ製の仏像3体。
本尊の十一面千手観世音菩薩(ぼさつ)立像は鎌倉時代の仏像で快慶作と伝わるが、聖徳太子作とする江戸時代の記述もある。
 脇侍の地蔵菩薩立像は平安時代、毘沙門天立像は鎌倉時代の仏像で、ともに運慶作と伝わる。3体とも東近江市文化財に指定されている。

 石馬寺では、秘仏開帳は住職が1代で1回だけ行うとされ、前回は先々代住職が1955年4月に行った。今回は、2022年が聖徳太子没後2400年の節目だったことにちなみ、東近江市や近隣市町が2021年から進めている聖徳太子関連事業に合わせ、開帳を決めた。

 6月10日には寺で開扉法要が開かれ、檀家(だんか)や関係者らが出席。西史観住職は「次の開帳がいつになるかわからないが、次の世代に残していけるように盛り上げていきたい」とあいさつした。般若心経の読経のほか、琵琶や歌の奉納演奏もあった。

 月曜休業。期間中、拝観料は1000円。この開帳は6月と10月に期間を分けて行う。

問い合わせ: 石馬寺
東近江市五個荘石馬寺町823
0748ー48ー4823

<中日新聞より>
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