東近江市の「太郎坊宮」の参道の石段379段を駆け上るタイムトライアルレース「太郎坊チャレンジ」が10月19日(土)に開かれた。
歴史ある太郎坊宮と最新スポーツ、「ステアクライミング(階段マラソン)」を通じて地域の活性化や新たな魅力の発見につなげようと今年初めて開催。
大会にはステアクライミングで活躍する有力選手から地元住民ら一般参加者、6歳から78歳までの330人が参加し、11部門で戦った。
スタートエリアの成願寺前で開会式が行われた後、ホラ貝や太鼓の合図で参加者らは勢いよくスタート。一段、二段飛ばしで石段を駆け上がり、参道の鳥居を駆け抜けてゴールエリアの絵馬殿前を目指した。
レースでは階段の手すりを上手く利用する選手や、膝や手をつきながらゴールラインを切る選手の姿も。沿道からは「がんばれ、もう少し」と声援や拍手も飛び交い、選手の背中を押していた
参加した鈴木一馬さんは「国内大会の中でも非常に厳しいコース。由緒ある神社で開かれるステアクライミング大会は珍しく、日本の歴史文化を感じながら楽しく参加できた」と気持ちの良い汗を流していた。各部門の1位には太郎坊宮の勝利と幸福を授ける神様にちなみ、「勝ち男・勝ち女」の称号が授与された。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>