アマチュア無線界ではコールサインのサフィックスが二文字の局がOM(Old Man=先輩)として尊敬され、特に「AA」の付く局はそのエリアの第1番目の割り当て局、先覚者として尊敬されている。
これらの方々の大半は戦後再開されたハムのパイオニアとして昭和27年(1952年)直後に免許を受けているハム界の大先輩なのである。
私も駆け出しの頃は恐れ多くコールを躊躇する遠い存在だったことを覚えている。
後年、その中で10名の「AA」局の内、同じDXクラブの仲間として「JA3AA」(島OM・近畿)、「JA8AA」(浜OM・北海道)、「JA9AA」(円間OM・北陸)、「JA0AA」(阿部OM・信越)の4OMとはお付き合いがあった。JA1AA〜JA0AAの10人中、「JA0AA」阿部OMは今も唯一ご健在の模様である。特に「JA3AA」島OMには当時大阪在住だったが元滋賀県出身として生前懇意にして頂いた。
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因みに滋賀県内では故JA3AAに続いて古い「JA3AG」OMは健在である。
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これらの二文字のサフィックスの局(AA〜ZZ)は永久欠番として事後、再割り当てはされていない。
尚、JA1〜JA0」まで10エリアの内、関東エリアは一時、「JA1」のプリフィックス局のサフィックスが再割り当てされたことがあったがその他のエリアも含めて今のところJAプリフィックスの「AAA〜ZZZ」のサフィックスも再割り当てされていない(欠番)ようだ。
JAのプリフィックス以外(JH,JR,JE....)の局は順次再割り当てされているので、昔に割り当てされた局が免許更新しなければ廃局扱いとなり別途別な人に再割り当てされるのである。
因みに当局は今年で開局56年になるが「JA3○○○」で開局したての頃、先輩ハムから戦後生まれの若造ハムと揶揄されたものである。