茶の栽培がさかんな甲賀市で、新たにブランド化されたほうじ茶の販売が9月1日から始まった。
↑写真:NHK大津より
「土山一晩ほうじ」と名付けられた新たなほうじ茶のブランドは、滋賀県内のお茶の販売業者や農家などで作る滋賀県茶業会議所が立ち上げた。
1日は、甲賀市役所で関係者が集まり、お披露目の会が開かれた。
「土山一晩ほうじ」は、甲賀市内の土山地区で収穫された茶葉を、風通しのよい場所に一晩保管して、わずかに発酵させてから加熱することで、ほうじ茶の香ばしさに加えて、発酵による甘く華やかな香りを楽しめるのが特徴だという。
甲賀市内には、最盛期の昭和40年代にはおよそ300軒あった茶の栽培農家が高齢化などで、現在は100軒ほどにまで減少していて、新たなブランドを立ち上げることで、産地としての知名度を高めるのが狙い。
滋賀県茶業会議所の岩永峯一会頭理事は「新たなほうじ茶のブランドを甲賀市の名物として全国に広めたい」と話していた。
「土山一晩ほうじ」は9月1日から、地元のJAの直売所やオンラインショップなどで、順次、販売されるという。
土山一晩ほうじのサイト
<NHK大津より>