農業の担い手不足が課題となる中、果樹生産の盛んな東近江市愛東地区で、会社員ら若い世代と、現役を退いたシニア層が協力してナシの生産に励んでいる。
厳しい品質チェックをへて、地区内の道の駅「あいとうマーガレットステーション」で「あいとう梨」として販売している。
厳しい品質チェックをへて、地区内の道の駅「あいとうマーガレットステーション」で「あいとう梨」として販売している。
尚、あいとう梨【幸水】の販売開始は8月10日以降からとなる。(日は確定していない)
大変混雑が予想されるため整理券を発行の上、10:00以降の販売予定となっている。また数量制限の可能性もあり。
↑写真:中日新聞より
地元のNPO法人「愛のまちエコ倶楽部」内にある「愛エコ梨倶楽部」の活動の一環。2006年ごろから、高齢化などで手入れが難しくなったナシ園を活用している。
現在は30〜80代の15人ほどが2園50アールで、幸水や豊水、愛甘水など140本を世話している。
一人につき1一10本ほどに分担し、各自で週に1〜3回のペースで来園。草刈りやネットの設置といった負担の大きい作業は、月に1回ほど集まって行う。
彦根市から通っている50代の会社員男性は、道の駅で募集チラシを見て「自然と戯れてみたい」と参加。農業は未経験だったが「農家の方の手間暇を体験できておもしろい」と話す。
東近江市の50代の契約社員の女性は「農作物の値段の違いが分かるようになった。ちょっと高くても、質が良いものを選べるようになった」と目利きの上達を喜ぶ。果樹生産に関心を高め、ブドウの栽培を手伝う人もいるという。
NPOの職員矢田ユメノさんは「コロナ禍で都心から地方を目指す動きも増えると思う。ここで一連の農作業を体験してもらうことで、後継者不足に困る方たちを救えるよう活動していきたい」と語った。
会員募集は新型コロナの影響で休止している。将来的に就農を目指す人には相談に応じている。
問合せ: NPO法人「愛のまちエコ倶楽部」
東近江市妹町70 (あいとうエコプラザ菜の花館)
0749(46)8100
https://ai-eco.com/
<中日新聞より>
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