ふんどし姿の若者が良縁と長寿を授かろうと、天井に吊るされた繭玉(まゆたま)を奪い合う西市辺の「裸まつり」が1月7日(日)、東近江市市辺町の法徳寺薬師堂で開かれ、堂内は熱気にあふれた。
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↑写真:滋賀報知新聞より
鎌倉時代から続く奇祭として知られ、滋賀県選択無形民俗文化財、東近江市指定無形民俗文化財にも指定されている。
4年ぶりの開催となった今年は15歳から35歳までの若連中14人が参加。午後7時半、羽織はかま姿の若連中がぞくぞくと堂に入り、「オジュウニトウ(お十二灯)」と一声し、さい銭を祭壇のロウソクをめがけて投げ込む。
その後、儀式の「酒式」が15分ほど執り行われ、太鼓の合図ともに厳かな空気は一変。はかまを脱ぎ捨てた若連中の熱気と興奮が渦巻く繭玉の争奪戦が始まった。
「チョウチャイ、チョウチャイ(頂礼、頂礼)」と叫び、高さ3メートル程の天井に結びつけられたエゴノキの繭玉めがけて梁に飛びつく。しかし、何度も引きずりおろされなかなか手が届かない。熱気が最高潮に達したころ、勝負をかけた森蓮さんの手が上手く梁にかかり、歓声と拍手が沸くなか繭玉をその手に収めた。
参加から8年目にして自身初の幸運男となった森さんは「今年は狙いにいくと家族にも伝えて挑んだ。取れてうれしい」と笑顔を見せ、「健康な年になれば」と願いを込めた。
「チョウチャイ、チョウチャイ(頂礼、頂礼)」と叫び、高さ3メートル程の天井に結びつけられたエゴノキの繭玉めがけて梁に飛びつく。しかし、何度も引きずりおろされなかなか手が届かない。熱気が最高潮に達したころ、勝負をかけた森蓮さんの手が上手く梁にかかり、歓声と拍手が沸くなか繭玉をその手に収めた。
参加から8年目にして自身初の幸運男となった森さんは「今年は狙いにいくと家族にも伝えて挑んだ。取れてうれしい」と笑顔を見せ、「健康な年になれば」と願いを込めた。
その後も若連中らで五穀豊穣と無病息災の祈祷が執り行われた。
<滋賀報知新聞より>