青梅市立美術館は多摩川を臨む丘の上に建てられていて、小中学校の雨漏りやトイレの汚水漏れの修理にも事欠く市の現状から考えると、かなり贅沢ものです。しかし、この施設も老朽化が著しく、空調設備の故障で、ここ数年は夏場の暑い時期は、展示を中止せざるを得ない状況が続いています。外部から美術品を借り受けることもできず、美術館の運営自体危機的状態でした。昨年は私も決算委員会で発言したりしました。
令和5年度予算でようやく空調設備の設計予算が計上されました。ところが、工事費は計上されていないのです。予算委員会で質疑しましたら、「6月に設計依頼して、建物の構造が複雑なので、令和5年度は調査が精一杯で、工事は次年度となる」とのことです。調査設計の予算1千500万円余、庶民のわたしには、到底納得できない改修のやり方です。
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