(内容)
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だったー。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。
急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。
だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まるー。“
今、一番好きな作家池井戸潤の作品。
評価が高かったので、バイブル的な存在である「下町ロケット」「ルーズベルトゲーム」「空飛ぶタイヤ」「陸王」に続けるか?と思いながら読んだ。
不正隠蔽という内容で「空飛ぶタイヤ」に少し似てるが展開がちょっと異なる。
いつもながら読みやすく、サクサクと読めたし、読了後の爽快感も充分満喫出来た。
でも、前述した4作品に比べるとややインパクトに欠ける気がした。
それは明確に主人公が誰なのかが最後まで明らかじゃなかったせいもあると思う。
また、いつもの横ヤリ的な悪の存在もやや薄かったせいもある。
面白かったことに間違いはないけど、満点には一歩足りなかった。
★★★★☆
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だったー。
いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。
急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。
だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まるー。“
今、一番好きな作家池井戸潤の作品。
評価が高かったので、バイブル的な存在である「下町ロケット」「ルーズベルトゲーム」「空飛ぶタイヤ」「陸王」に続けるか?と思いながら読んだ。
不正隠蔽という内容で「空飛ぶタイヤ」に少し似てるが展開がちょっと異なる。
いつもながら読みやすく、サクサクと読めたし、読了後の爽快感も充分満喫出来た。
でも、前述した4作品に比べるとややインパクトに欠ける気がした。
それは明確に主人公が誰なのかが最後まで明らかじゃなかったせいもあると思う。
また、いつもの横ヤリ的な悪の存在もやや薄かったせいもある。
面白かったことに間違いはないけど、満点には一歩足りなかった。
★★★★☆