(内容)
会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。
五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、
何気ない日常生活に流されることの危うさ。
新たなる小説の可能性を追求した物語。
読書メーターに登録してちょうど20作目の伊坂作品。
前のをプラスすると24作品となり、一歩一歩制覇に近づきつつある。
「魔王」と「呼吸」の二つの中編で構成されている。
兄弟でそれぞれ特殊な能力を持ってるところとか、それを披露するところとかはめちゃくちゃ面白い。
この特殊能力と政治家犬養がどう絡んでいくのか?と面白くなりかけたところでトーンダウンで終わる感じ。
そのあたりがちょっと不満。
内容的には面白いのに、結末が…みたいな感じ。
「モダンタイムス」が続編としてあるみたいなので、そちらの方は期待して読んでみたいと思う。
★★★☆☆
会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。
自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。
五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、
何気ない日常生活に流されることの危うさ。
新たなる小説の可能性を追求した物語。
読書メーターに登録してちょうど20作目の伊坂作品。
前のをプラスすると24作品となり、一歩一歩制覇に近づきつつある。
「魔王」と「呼吸」の二つの中編で構成されている。
兄弟でそれぞれ特殊な能力を持ってるところとか、それを披露するところとかはめちゃくちゃ面白い。
この特殊能力と政治家犬養がどう絡んでいくのか?と面白くなりかけたところでトーンダウンで終わる感じ。
そのあたりがちょっと不満。
内容的には面白いのに、結末が…みたいな感じ。
「モダンタイムス」が続編としてあるみたいなので、そちらの方は期待して読んでみたいと思う。
★★★☆☆