(内容)
要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだー五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった!吉川英治文学賞受賞作。
要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだー五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。息詰まる攻防の末、開会式当日の国立競技場を舞台に、最後の闘いが始まった!吉川英治文学賞受賞作。
昨年末、新刊の「罪の轍」を読んだことで、ずっと積読してたのを思い出した。
松山ケンイチが島崎役、竹野内豊が落合刑事役でドラマ化されたのを既に見て、スゴく出来が良かったので印象に残っている。
原作もほぼドラマと同じ感じでハラハラドキドキの展開で進む。
結末を知っていてもドキドキ感があって面白かった。
いつも奥田英朗作品の幅の広さに驚かされるが、この作品を読んで更に思った。
前回の東京オリンピックの時代背景を知ることができ、昭和の歴史を学ぶことが出来た。
今年はオリンピックイヤー。
一応、日本国民として何事もなく開催されることを祈りたい。
★★★★★