心理カウンセリング ウィル

ご相談はホームページの予約申し込みフォームからお願いします。
 

学校にいけないこども

2011-05-21 17:33:48 | インポート
 以前は、不登校ではなく「登校拒否」といわれていました。しかし、登校したくないのではなく、「登校できない」のだという立場から、「不登校」といわれるようになりました。
 学校にいけない理由にはたくさんの要因があります。もちろん、年齢によって要因も異なります。小学校低学年では、分離不安といって、家庭で十分な愛情がかけられなかったか、過度の溺愛により依存心が強く子供が自立できていない状態に要因があるといわれています。
 小学校高学年では、発達障害や学習障害による自信喪失、いじめなどに要因が求められるのではないでしょうか。
 中学、高校ではほとんどが関係性障害ではないかと考えられます。友達とコミュニケーションが取れない、友達が作れない。友達との関係破綻などなど。まじめすぎる子や個性的な子、価値観が偏った子、その地域や大人の持っている文化風土と違った価値観を身につけ、孤立に耐えられない子が不登校となります。
 ではどうすればよいのでしょうか。簡単に答えが見つかるなら、とうに解決しているはずです。きっかけは分かっても、根本的な原因は様々です。心身の病気の場合もあります。ただ、家庭環境やしつけのせいではありませんし、本人の性格の問題だけでもありません。

(ホームページもごらんください) 
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/index.html

この音楽が心を癒す(2)

2011-05-20 21:20:55 | インポート

⑥ジャズ、ブルース、デキシーランド、ソウル、カリプソ、レゲエ
  気分を高揚させて鼓舞し、深い喜びと悲しみを解き放ち、ウィットと皮肉を伝え、共通の人間性を主張する。
⑦サルサ、ルンバ、マランガ、、マカリナ
  心臓の鼓動は速まり、息は弾み、身体全体が動き出す。サンバには神経を鎮めると同時に覚醒させるという稀な力がある。
⑧ポピュラー音楽、ヒットチャートを賑わせる音楽、カントリーウェスタン
  軽やかな動きから適度な動きを誘い、感情に訴えかけ、心身を穏やかにする。、
⑨ロック(プレスリー、ローリングストーン、マイケルジャクソン)
  情熱をかき立て、活動的な動きを促し、緊張を和らげ、痛みを隠し、周囲の不快な音の影響を弱める。楽しむ気分でない時には、身体に緊張や不調和、ストレス痛みを与える。
⑩ヘビメタ、パンク、ヒップホップ
  神経系を興奮させて、大胆な行動と自己表現につながる。また、周囲の大人に内なる混乱と発散の必要性の高さを間接的に知らせる。
⑪教会の賛美歌、ゴスペル、霊歌などの宗教音楽
  不快安らぎと宗教意識をもたらし。時に、痛みを超越し和らげることに驚くほど効果がある。

(ホームページはこちらです)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/


この音楽が心を癒す(1)

2011-05-19 21:25:07 | インポート

①グレゴリオ聖歌 
 自然な呼吸のリズムを使ってくつろぎと広々とした感じを作り出す。静かな勉強や瞑想に最適で、ストレスを和らげる。
②バロック音楽(バッハ、ヘンデル、ビバルディ、コレルリ)
  安定感や秩序、予測性、安心といった感覚を与え、精神に刺激的な勉強や環境を作り出す。
③古典派音楽(ハイドン、モーツアルト)
  明快さ、優雅さ、そして透明さがある。集中力や記憶力、空間認識力を高める。
④ロマン派音楽(シューベルト、シューマン、チャイコフスキー、ショパン、リスト)
  表現と感受性を強調し、共感や同情、愛を強めるのに使うと最高である。
⑤印象派音楽(ドビッシー、フォーレ、ラベル)
 流れるような音楽のムードと印象をもとにして、夢のようなイメージを喚起する。創造的衝動が解き放たれ、自分の無意識に触れることができる。
  (「モーツアルトで癒す」ドン・キャンベル 日本文芸社刊より)

(ホームページはこちらです)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/

リストカットシンドロームの特徴

2011-05-18 21:40:43 | インポート
 
 ①10代~20代の未婚の女性に多い
 ②ささいな失意体験でおこり、そのきっかけのほとんどが対人関係の悩み
 ③ほとんどが手首の内側の表皮を切る
 ④習慣化する傾向があり、頻繁になるが、自殺までいくケースは少ない
 ⑤神経症、摂食障害、薬物依存、うつ、精神分裂、境界列などの症状がみられる
 ⑥病状で共通しているのが感情基盤が抑うつ状態
 ⑦不登校、混乱と興奮、摂食異常、性的逸脱行動、薬物乱用、万引症状等の問題行動を伴う
 ⑧自己愛的で未熟な性格、情緒不安定で、安易に攻撃的になる傾向がある
 ⑨自我の脆弱性、情緒表現の乏しさ、対人関係で孤立傾向がみられる
 ⑩見捨てられた体験や登校拒否、母親との関係が不安定である場合が多い
 ⑪厳しくて、支配的な母親と無力で影の薄い父親という家族特徴が見られる
   (「リストカットと・自傷行為のことがよくわかる本」林直樹 講談社刊より抜粋)

悩みを事を話すと友達に敬遠される?

2011-05-17 22:32:05 | インポート
 ある学生のカウンセリングをしているとき、「悩みを相談できるような友達はいないの?」と聞くと意外な答えが返ってきました。「友達には悩み事は話しません。そんなことをしたら、ウザイやつと思われてしまいます。」と言うのです。
  「悩みを打ち明けることができるのが友達であり、親友だ」と考えていた私には驚きでした。確かに、仲の良い友達に負担をかけるのは良くないことですが、そこまで気配りをしながら友達関係を築いていくのでは却って疲れてしまうのではないかと思いました。たまたまこの学生だけがこんなように考えているのでしょうか。それとも今の若者の一般的な考え方なのでしょうか。

ひきこもる若者たち

2011-05-16 21:41:30 | インポート
  思春期は群れることで同世代の人間と仲間集団をつくり、自分とは異なった価値観があることに向き合い、そのなかで、自己のアイデンティティを確立していきます。
 ところが、不登校となった若者たちは、自己を確立する上でもっとも基礎的な集団であるクラス集団から孤立して思春期を送ります。そのため、社会からも孤立し、地域のなかに肯定的な自己評価の場を得にくくなります。他者と結合することや、支え、関係しあうことに不安やおそれを持ち、集団への参加が困難になって、対人関係から回避するように引きこもります。
 いったんひきこもった人たちに、自信を与え、働く場所と働き方をどのように保障し、自立を支援していったらよいのでしょうか。その保護者の人達の支援も必要とされます。


自己救済としての奉仕活動?

2011-05-15 21:40:27 | インポート
  「自分が救われたいために他人を救う」とか、「人を助けることで自分の存在を確認したり、優位にたとうとする」というコンプレックスをメサイア〈救世主〉コンプレックスというそうである。
 自分は不幸であるという感情を抑圧していると、その反動として自分は幸せであるという強迫的な思いこみが発生するといわれます。さらにこの状況が深刻になると、自分自身が人を助ける事で自分は幸せだと思い込もうとするようになります。
 「自分は劣っている」という気持ちと、「自分は人を救える人間だ」という両方の気持ちが複雑に入り混じっているという点で、劣等感コンプレックスと関連が深いといわれます。これらの人は相手のためでなく自己満足のために奉仕活動を行っているので、相手の気持ちによりそうことが少なく、ありがた迷惑な場合が多いといわれています。




依存症を助けている人も依存症?

2011-05-14 21:04:51 | インポート
 アルコール依存症やギャンブル依存症、仕事中毒者などのそばには、それらの人達の引き起こす様々な問題の後始末を一生懸命、献身的に行う人がいます。我慢して尽くす人が側にいるために、これらの依存症の人達は自分で問題を解決することを怠り、依存症を悪化させてしまいます。
 つまり、依存症の人のために尽くしているようにみえますが、じつはその立ち直りを妨げているのです。「そんなばかな」と思うかもしれません。本人も、周りの人も献身的で素晴らしい人だと思っていますが、依存症の人の失敗の後始末をしている人は、人間関係そのものに依存するという依存症〈アディクション・嗜癖〉だといわれています。
 自分にも問題があるのに、自分自身を見つめることなく、他人を助けるようにみえながら、実は他人に依存している場合が多いといわれています。これは、共依存と言います。それは、お互いに不幸な関係です。

新型明るいうつ病とは?

2011-05-13 20:50:31 | インポート
 いままで、うつ病になりやすい人の傾向は、まじめで、几帳面で、融通が利かないタイプといわれてきました。
 しかし、明るいうつ病や新型うつ病ともいわれる非定型うつ病は、自分に都合の良いことはできますが、 嫌なことがあったりすると、手足に鉛が詰まったような疲労感に襲われ、身体を動かことさえ辛くなったりします。
 日暮れから夜にかけて一番落ち込身が激しいのが特徴です。また、ささいなことに激しく怒る「怒り発作」におそわれたり、過眠傾向になり、過去の出来事が突然、鮮明によみがえる「フラッシュバック」などの症状が見られることもあります。
 どんな人がなりやすいのでしょうか。 いわゆる、手のかからない「よい子」タイプだった人がなりやすいと言われています。そういう人は、批判されたことがあまりなく、ほめられることが多かったはずです。親や周囲の人にとっては面倒を起こさないよい子ですが、気づかないうちに無理をしてきたので、ちょっとしたことが大きなストレスになるようです。

(ホームページでも掲載しています)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/  

偽薬でも心の病気は治る?(プラセボ効果)

2011-05-12 22:54:30 | インポート
 有効成分がまったく入っていない、にせの薬(偽薬=プラセボ)を、うつ病やパニック障害に効果のある薬だと説明して投与した場合、本当の薬ではないのにかなりの確立で効果があるといわれています。これを偽薬(プラセボ)効果と言います。つまり、医師が処方した薬だから効果があるに違いないと患者の側が信用して服用した場合には、それだけで効果があるということです。「病は気から」という面があるということでしょうか。身体の痛み止めに打つモルヒネでさえ、その効果の半分はプラセボ効果、つまり、モルヒネを打ったから痛みが減少するはずだという心理的な側面によるものだといわれています。
 このため、ある薬が本当に効果があるかどうかを調べるために、医師にも患者にも知らせずに本物と偽物を投与してみます。これを二重盲検といいます。その薬が本当に効果があるかどうかは、プラセボよりも統計的に優れている必要があります。
(ホームページはこちらです)
http://www14.plala.or.jp/yorii-will/