まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【大災厄】最悪の事態は知らせるべきかべきでないか。

2019-12-09 08:10:37 | 防災情報。


生きるスキル。

 NHKの首都直下地震キャンペーンの中で私が観て役に立ったと思うのが「生きるスキル」という番組でした。
https://www.nhk.or.jp/bosai2021/ikiruskill.html

1話 火災からのサバイバル
2話 揺れからのサバイバル
3話 孤立からのサバイバル
4話 楽しく!防災クンレン

 1話の「火災からのサバイバル」簡易型の感震ブレーカーを我が家もつけようと思いました。

©NHK

 2話の「揺れからのサバイバル」我が家は冷蔵庫や食洗機など台所の耐震備えが全然不十分でした。^^;。

©NHK

 3話の「孤立からのサバイバル」私もヨメと近くの100円ショップに笛を買いに行きましたが、全て売り切れでした。番組を観て防災対策をしている人たちが少なからずいる。ということでありますね・

©NHK

 ただし4話の「楽しく!防災クンレン」はシリーズの締めくくりとして、怖い話ばかりでなく明るく締めよう。というスタッフの心遣いでありましょうが、本当にそれでいいのかな?と思いました。



震災直後。徒歩帰宅の危険性。

 千葉県のマンションの住人8人が東京から自宅まで5時間半歩いて帰宅するという企画でした。
 平常時に実際歩いて帰ってみるという体験は多くの人にとって有益だと思います。しかし実際の大震災の後では「原則として徒歩帰宅はすべきではない」というのが私の考えです。

 それはなぜか。それは帰宅途中に火災に巻き込まれる可能性があるからです。
・特に首都圏の場合は環状6号線と7号線の間に木造密集地がドーナツのように広がっています。
・そして関東大震災で広域火災が発生したのは地震発生から約4時間後。
・東京都心部から徒歩帰宅だと4時間後あたりはちょうど多くの徒歩帰宅者たちが木造密集地帯を通過するあたり。


https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2016083000070_1

 番組では「震災時に徒歩で帰宅する場合は、本人が想定するより疲労するので、健康状態をみながら徒歩で帰るか決めましょう」というアドバイスになっているようでなっていない論調でありました。バカモン。
 専門家の先生が一言「帰路途中の安全性もありますし」と遠慮がちに添えていましたが、実はこれこそが一番重要なアドバイスでありました。


東京の危険性の真実を知らせるべきかべきでないか。

 おそらく番組では「あまり視聴者の恐怖心を煽らないように」という配慮であったのでしょう。が、本当にそれでいいのか。

・大東京は本当に火と水の災害に弱い。
・火は広域火災による火災旋風
・水は荒川デルタ地帯の決壊水没

 広域火災が発生したら広場に逃げてはダメ。耐火ビルの中。窓のない防火扉の内側が地下で街が焼けきる半日間。ひたすら籠もっているしかない。場合によっては酸欠で生命を落とすかもしれないし、大きな余震で建物の倒壊が発生するかもしれない。しかしそれでも広域火災時は火災旋風を避けるためにそれしか方法がない。
 しかし広大な木造密集地帯に、いったいどれだけの耐火ビルがあるのか。とても全員が逃げ込めるキャパシティはないかもしれない。

 また荒川デルタ地帯の水没しかり。限られた橋を徒歩で渡って域外に出られる人はごく限られていることでしょう。
 多くは近くのビルの3階以上に逃げなければなりません。
 しかし250万人が避難できるほどのビルがデルタ地帯に存在するか。また救助は期待できないので、水が引くまでの1〜2週間。水も食糧もトイレのないビルの上階で生き延びられるのか。

 こちらも調べれば調べるほど絶望であります。日本の人口が減るなか大東京圏の人口だけは増加しています。でありますが、本当は東京はこんなに危険な地域なのです。



最悪を知らせれば、最悪は起きにくくなる。

 ただし、絶望な状況であってもその最悪の想定は多くの人に「隠さず」知らせるべきである。そのように思います。
 それは怖いことでありますが「最悪そういう状態に自分たちは置かれる」と知ることが、逆にそういう事態を遠ざけるからです。
 確かに本気の火の災害と水の災害が東京を襲ったら、逃げられないかもしれない。そして精一杯備えても災害に呑み込まれて生命を落とすのなら、それも仕方ない。と腹を括ることが重要。それが災厄を小難に過ごす妙薬。であると思います。


©NHK
田中「首都直下型地震怖い怖い」
准教授「きちんと最悪を想定して備えれば大丈夫です。そしてそれでも亡くなる場合は仕方ないです。だって人は誰でも必ず死ぬのですから。一生懸命生きようとしてそれでも亡くなるなら仕方ないです。それに死ぬことは本当はそんなに忌むことではないんですよ。」
という会話は番組ではありませんでした。(笑)



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おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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被災に向き合うってしんどい作業ですが、その分リアルに感じられました
有意義な放送だったと思います


→ 災害をリアルに脳内体験すればその分実際で起きる災害の確率が低くなる。脳内で昇華されるという仮説であります。
その意味でこの時期の放映は本当に有意義でした。ありがとうございます。

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ドラマでは、誰もヘルメットを被っていないのに違和感。あれだけの揺れで頭部を守らないとは・・・。

→ 放送センターは天上界であるのだ。という彼らの深層の意識が一時場万事。ドラマでは東京のど真ん中なのに被災とは無関係の場所でありました。(๑`^´๑)プンプン

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これ本物でしょうか?
911テロ無線交信記録
https://m.youtube.com/watch?v=M6wnjBY2bas&list=PLi0h-nWpLIqR1qRw6HkJexcuFCa3oXoAK&index=2&t=0s


→ 飛行機の中からの状況送信は初期の8:20頃が最後で、あとはAA11が見つからないという管制官どうしの記録ですね。ここにトリックがあるように思います。
http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/3311841.html

飛行機が行方不明になったのはホント。
行方不明になった飛行機がWTCとペンタゴンに突っ込んだのはウソ。というのが私の空想小説です。

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