語る城門「大戸」BIGDOOR正門

昭和38年製Bigdoorオヤジが身辺10m範囲の出来事を哲学したり雑学したりします。老後の楽しみ1つみっけ。

ヴィンテージなナンシー

2010-03-04 12:02:09 | 音楽・楽器
昨晩、新橋ZZで"Just Say NANCY" ヴィンテージギターの凄みを堪能しました。

ナンシーギター社長の岸田さんのライブで本物の1959年ギブソンレスポールスタンダード(ナンシー)が登場!音が飛び出てきちゃうてか、否、「いいよねー」「いいねぇー」でお終い。まぁ黙って聴けばいい。聴けば判る。げに恐ろしきは深い深いギターの深淵。

私なりの理解ですが、ヴィンテージが「良い楽器」足りうる理由は

①製作当初から良いギターであること

なんと言っても「材木」が違うんですかねぇ。件のD28CWには非常に満足してます。
暴論ですがアコギなんか所詮はトップ材と構造でしょう?と思っていました。Pre WarⅡと同じアディロンダックスプルースであればそこそこ良い線行くんじゃねぇ?と思い、サイド&バックがハカランダの1963年。トップはリフィニッシュされたシトカのD28と弾き比べたら、クリビツテンギョウ!!!「鳴っている部分」が全然違う。ギター全体で鳴っている。ネックはもとよりサイドもバックも、モーぜーんぶ。
思うに工場出荷時点の新品でも良い音してたんだろうなー。でも再現しようにも「材木」ないんでしょうね。


②「無事是名馬」保管・保守が凄く良かった。

 50年近く経っても壊れないで現存している。造りが良く、保管・保守が凄く良かったものしか存在していなんでしょう?

 バーズアイメイプルについてかつて知り合いの家具職人さんが「『杢』なんか入っている材なんか使えねぇ。『杢』ってのは病気なんだよ、歪んでんの。わかる?寸法とっても曲がっちまうのが落ちよぉ。船大工も使わねぇね。」「あのーバイオリンにも使ってて18世紀のがー…」「ありゃ別だ。くっついている面が少ねぇからな」チャンチャン

ちょっと前にe-bayでクローゼットヴィンテージを買った先輩がいましたが、音はサイテーでした。50年代のピッカピカのエスクワイヤでしたけど…やっぱ弾いてあげないとねぇ…




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