オカリナのある風景(その2)2
廃屋が痛ましい。
かつてはこの土地では屋根瓦を相当量焼いて作っていた歴史がある。
よい土が出て食器も作られていたそうな。
その土はよい土過ぎて使いづらかったとの話も聞いた。
どういうことだろう。
その土こそまさに求める土ではないのか・・。
オカリナのある風景(その2)1
能登中島町の工房の近くの山へオカリナによい土を探しに行きました。
かつては道だったろう人知れぬ奥地へと・・佐渡の金山へ土を求めて行ったことに比べればなんてことないや!
能登中島町の工房の近くの山へオカリナによい土を探しに行きました。
かつては道だったろう人知れぬ奥地へと・・佐渡の金山へ土を求めて行ったことに比べればなんてことないや!
オカリナのある風景29
そういえば、小鹿田を訪ねたのは焼き物の原点を確認するためでもあり、もう一つは日本のオカリーナ中興の祖 火山 久師の足跡を探すことであった。
が、感動の連続に聞くのをうっかり!
いずれにしても大きな収穫をもらった旅だ。
因みに、青春18切符で移動したため時間はかかったが、安価でじっくり見聞できたのだった。
オカリナのある風景26
80歳の方の話に聞き入る。
かつて80歳過ぎてもロクロを挽く人が8人もいたというが、高齢者の現役が減っていたり若くして病気になるケースも増えたとか。
日本一の長寿郷と謳われた山梨県上野原村剛原(ゆずりはら)が、近代化と共に伝統的食生活が崩れ短命化した問題は大きな示唆を与えている。
沖縄もすでに例外ではなくなった。
貴重な文化遺産の基盤が、健康問題から揺らぐことの無いようのぞみたい。
オカリナのある風景25
窓の外から「火の用心さっしゃりませ~♪」と幾人もで唱和する声が水の流れと唐臼の音に乗って月夜の冴えた空気を震わせて通り過ぎる。
よい水で育った美味しいお米と腕によりをかけた料理が、小鹿田の器の上で踊り幾重にも引き立っていた。
オカリナのある風景24
仲間の一人がほら貝が実生活で合図として使われていた歴史を語り、実演してくださった。吹かせてもらうが微妙なコツがありなかなか難しい。
私の多くの質問を察してか、元組合長が自著「屁糞蔓(へくそかずら)」を進呈してくださった。
オカリナのある風景23
大晦日直前の28日、宿泊先のそば茶屋に着くとまもなく、元小鹿田焼組合長がわざわざお酒を下げていらしてくださった。
こんな時期に遠くからの来客に対して、女将さんの計らいでもあるらしい。
太い指に仕事の労苦が見て取れるが、気さくであたたかい人柄の元組合長に美酒を注がれると下戸の私も杯を持つ手が軽くなる。
大晦日直前の28日、宿泊先のそば茶屋に着くとまもなく、元小鹿田焼組合長がわざわざお酒を下げていらしてくださった。
こんな時期に遠くからの来客に対して、女将さんの計らいでもあるらしい。
太い指に仕事の労苦が見て取れるが、気さくであたたかい人柄の元組合長に美酒を注がれると下戸の私も杯を持つ手が軽くなる。
オカリナのある風景22
谷間の秘境とも言える。
民芸・生活哲学、生産システム、持続的環境などの総体が、世界的評価を得、重要無形文化財とされるゆえんだろう。
谷間の秘境とも言える。
民芸・生活哲学、生産システム、持続的環境などの総体が、世界的評価を得、重要無形文化財とされるゆえんだろう。