あめつちの便り「土の音」🌺
【キノコたち(菌類)に学ぶ 健康と食環境】
マメ科植物の「根」に付く根粒菌(こんりゅうきん)が、大気中の窒素を酵素によって窒素変換し、宿主に肥料のように供給する共生的土壌微生物であることはよく知られている事実です。
同様に、私たちヒトの「腸」が植物の「根」に例えられ、「腸内細菌叢(腸内フローラ)」(ビフィズ菌はじめ1000種類、100兆個もの菌)が栄養吸収の要となっているとされます。
免疫に関わる細胞の6割以上は、なんと「腸」に存在しており、「腸」は体内で最大の免疫器官と言われています。
この「腸」の健康を保つ事が、コロナはじめ無数の病原体に対峙する為の免疫力をアップするカギと言え、「腸」が健康な状態とは、「腸内細菌のバランス」が整った状態です。
生命存続の要は【酵素】にありますが、【酵素】も微生物により作られます。
ヒトの体内酵素には限りがあり、年齢を重ねる程に激減するため若さ維持を希望するなら、【酵素】のある食物を積極的に摂取することが望まれます。
何にしても、ヒトの体内自然環境は 体外環境の表れであり、「自然環境を守る」ことがヒトを守る事であることを再認識したいと思います。
《参考》
【職場の教養】2022年(令和4)6月号 (社)倫理研究所発行
6月30日(木)「キノコに学ぶ」
自然界に生息しているキノコは、大きく二つの種類に分かれます。
一つは、シイタケなど倒れた木や落ち葉などを栄養源とする「腐生性キノコ」です。もう一つは、マツタケなど生きた木の根と共生関係を保ちながら生育する「菌根性キノコ」です。
キノコは木から、自身の栄養となるデンプンをもらい、逆に木に、土の中の水分やリンなどの、木の栄養となるものを集めて届けます。木は、キノコと共に生活することで、より多くの水分や栄養を吸収することができるのです。
つまり、私たちが食べている「キノコ」は、植物でも果実でもなく、菌類なのです。目にみえない菌が森のため、地球のためにと働いてくれているのです。
こうした菌類と植物の根の関係は、地球上で最も重要な共生関係といわれています。その理由は、多くの木や植物は、菌というパートナーが、 窒素などの重要な養分を供給しなければ成長できないからです。
私たちもキノコの共生関係に学び、次の世代に自然環境を残していきましょう。
今日の心がけ◆身近な生態から学びましょう
───────────
【土の音】(食育のグリーンノート & オカリナ工房"イルカ")
http://green17.crayonsite.net
◉じゃらん遊び体験【オカリナ作り・体験レッスン・スピリチャルコンサート】
https://x.gd/Zf2Ja
◉販売サイト【creema】
https://www.creema.jp/c/green39
◉メールフォーム(お問合せ、行事等)
https://x.gd/ExowQ