あれは,あれで良いのかなPART2

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ワーストクラス議会コンテスト

2007年01月10日 01時19分35秒 | 地方自治
全国の地方議員有志で作られた「なくそう!議員特権キャンペーン」が主催で,全国のおかしな議員特権の事例を集め,最もひどい「ワースト議会」を選ぶべく,現在公募しているようです。

「議員特権」の最悪は? 事例募りコンテスト(朝日新聞) - goo ニュース

志は評価できますね

議会特権は様々なものがあります。多くは,「議員*年やったら金一封」的なものが多く,あとは「徒歩でもでる交通費」とか「海外視察準備金」などの費用弁償があげられます。
この主催団体では,このような議員特権を廃止させようという目的の元,今回情報提供を求めているようで,この結果は2月9日に公表するそうです。

そもそも議員特権とは,議員が本来的業務を行うのに必要だからこそ認められるべきものです。だからこそ,例えば国会議員にもさまざまな特権があるのです。
ところが,いつの頃からか,議員特権の意味合いが「ご褒美」に変わってきてしまいました。したがって,この「ご褒美特権」については廃止してもよいと私も思います。
しかし,本来的特権,例えば「政務調査費」などについては,適当な額は本来的業務として必要です。したがって,これを全部無駄,といってしまうのはどうなのかなあ,っていうきもします。
今回のイベント,志は高く評価できますし,こういう運動からどんどん無駄を省くということは重要といえるでしょう。
ただ,注意しなければならないのは,「おかしなものを探す」ということで,重箱の隅のあらばかりを探すようになってしまい,そもそも論たる「議員とはどんな仕事をする人なのか」という点を見失ってしまうと,単なる暴露大会に終わってしまうおそれがあるということです。
この団体は基本的に議員で構成されているようなのでおそらくそのような「木を見て森を見ない」ようなことはしないと思いますが,いい企画だからこそ,しっかりと森を見た上で木を見るということを忘れないでほしいと思います。

なお,当然ながら,本来的には,このように他人から言われる前に議会自身で自浄していくべきであることはいうまでもありません。心当たりのある議員は,早急に「改善の提案」をして,即実行した方がよいでしょう。人からいわれて直しても,有権者は高く評価しませんよ。

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