あれは,あれで良いのかなPART2

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だから「辞任のための枝葉の議論をしないで」って言ったのに

2007年02月04日 01時00分09秒 | 政治・選挙
野党各党が柳沢大臣の辞任を求め,審議拒否という戦術に出ました。
これをうけて,衆議院予算委員会では,予算がすんなり通過,参議院でも愛知県知事選挙の結果いかんにもよりますが,実質議論することなく補正予算案が通過しそうです。

3野党、審議拒否の継続を確認…厚労相発言問題(読売新聞) - goo ニュース

辞任のために審議拒否するのは筋違いだろう

以前の書き込み(「政治家は金儲けの機械」って言われたらどう思う? )のなかで,「あくまでも枝葉の議論に終始しないで,少子化論議を真っ向勝負してほしい」旨主張しましたが,残念ながら民主党以下野党は,昭和の戦術「審議拒否」をやってしまいました。
この審議拒否は,政治家としてはいろいろと考え合っての戦術らしいのですが,国民から見たら「国会ボイコット」にしか映りません。特に,予算審議が実質行われないというのは,「国民生活をなんだと思っているんだ」といわざるを得ません。
確かに,衆議院の人数からすれば,補正予算案はどっちにしろ通過したと思います。しかし,「国会で議論をしたが否決された」というのと「国会いかなくて素通りした」とでは,その意味がまったく違います。
むしろ,「議論を交わしたが負けた」という方が,その議論内容を国民にアピールでき,どちらの政党の主張が本当に正しいのかを国民に判断してもらうという形になるのではないでしょうか。すなわち,「国民のことを考えている」という姿勢だけは伝わってきます。
しかし,審議拒否では,「予算素通りでいいよ」といっているようなものですから,予算案の何が問題となっているかすら国民は知ることができないのです。

私としては,枝葉の議論にならないようにするために,むしろ予算委員会で真っ向から議論を吹っかけたほうが良かったのではと思います。そのなかで,野党は,まず補正予算の問題点を指摘した上で,さらに「少子化対策についてどうなっているんだ。」という点を真っ向から突いていけばよかったのでは,と思います。
そこを逃げたら,野党としての存在価値ははっきりいってありません。

参議院でもボイコットを決めたそうですが,これによって次々と予算案や法案が素通りすることになったら,果たして野党はどんな責任を取るのでしょうか。問題点がまったく分からない法案が通ってしまったら,国民生活はどうなるのでしょうか。
辞任を求めるというのは,真っ向勝負をした上で行えば十分なはずです。まずは「国民生活ありき」で,大臣辞任要求も含めて考えてほしいものです。
これができない限り,民主党が政権をとることはありえないでしょう。

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