あれは,あれで良いのかなPART2

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東京マラソン,もし「大災害」だったら?

2007年02月19日 01時56分55秒 | 災害・危機管理
東京マラソンがとりあえず無事終了しましたが,ちょっと違った視点からこのマラソンを検証してみたいと思います。

東京マラソン、世界級へ助走 首都厳戒、大混乱なし(朝日新聞) - goo ニュース

もし,都心で大地震が起こったらどうだったか

今回,3万人の参加者を支えるために,5000人の警察官,多数のボランティアという人的体制,事前準備による交通規制,そしてかなりの仮設トイレ,さらには水と食料など相当至れり尽くせりの状態でのぞみました。
ところが,今回特に問題となったことは,「トイレ大行列」と「食糧不足」でした。
ここでふと思ったことが,「たかだか3万人でこの状態,っていうことは1千万人近い人口を抱える都心で大地震が突然発生したとき,果たして防災計画どおり滞りなくいくのか」という点です。
実際の災害時には,仮設トイレが作られるまでに数日はかかる見込みですし,食料が避難所に満足に配布されるには3日かかるといわれています。しかし,3万人の対応でもあれだけの人と準備が必要でしたから,それ以上の人の対応をするためには,相当な担当者と物資が必要となるのではないでしょうか。
一方で,今回,救急車運ばれた人が15人程度いたそうです。これについても事前に遠藤に介護できる体制に張り付いていたために迅速に対応できましたが,実際の災害の時はどの程度迅速に対応できるでしょうか。3万人に15人ですから,1000万人となると単純計算で5000人位を数時間以内に搬送しなければなりません。果たしてこの点はどう対応するのでしょうか。

もちろん,単純に災害とは比較できない部分もあるでしょうが,今回の東京マラソン,こうした観点からも検証してみる必要があるのかもしれませんね
災害は,いつ発生するか分かりませんから。

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