イマジネーション・トレーニングの日記〜わたしの藝と稽古の記録

パターンやイメージを探求するために絵を画いています。

「リバティ・バランス」再考

2022-12-25 16:26:28 | 日記

 

おはようございます。
 
みなさん、ご無沙汰していました。
 
連載「イマジネーション・トレーニング法」の時間です。
 
よろしくお願い致します。
 
さて、今回は、「リバティ・バランス」再考
 
と題して、
 
わたしの画面の稽古の重要なテーマである
 
「即興」と「自由」を
 
ここでまた、とりあげてみたいと思います。
 
ここのところの画面の稽古からの
 
ちょっとした報告となります。
 
 
 
 
これをわたしは「リバティ・バランス」(正式には「リバティ・バランス・セッションズ」)と呼んでいて、
 
「バランスがとれて自由であること」
 
「即興的であること」
 
というふたつの理念を、
 
この名前はわりあいと妥当に顕していると感じます。
 
ジャズなどの「即興音楽」に強く影響された方法論です。
 
 
 
 
ここのところの稽古では
 
「かた稽古」の発見と、
 
その「ベーシック・パターン」たちから、
 
だんだん画面が「展開」していって、
 
それは、具体的に画面を見ていただくのが、
 
いちばん早いでしょう。
 
わたしの目指している「自由な即興」の感じは
 
この画面から、よくわかるのではないかと思います。
 
 
 
 
 
 
 
まあ、画面というのは
 
どこまでも「好き嫌い」というものがあり、
 
こういう画面は嫌いだと言われたら
 
むろん、それまでです。
 
つまり「客観的な評価」というのは、かなり難しいと思うのですが、
 
わたしなりに考えている、
 
「自由な即興」の方向性は、
 
なんとなくわかっていただけるのではと感じます。
 
 
 
これは「曲線の構成」という「ベーシック・パターン」からの展開です。
 
ひとことで「曲線の構成」といっても
 
「テレホン」とか、「やまなみ」とか、「ランダム・ウォーク」とか「S字の構成」とか、
 
いろいろ名前をつけて分類していて、
 
それぞれが「ベーシック・パターン」の稽古、となっています。
 
そういう細かい「稽古法」については、
 
このブログでも、
 
すでにかなりくわしく紹介したと思います。
 
この画面は、
 
直線を織り交ぜたりして、
 
バランスをとっているのが
 
わかりやすいと思います。
 
こういう展開もだいたい即興的に判断して画いています。
 
 
 
 
 
 
 
最近の稽古では、
 
わたしはクリーム色の「クロッキー帳」を愛用していて
 
まず、ボールペンで、ざっと線を引いてから
 
黄色い「ネオピコカラー」という、ペンで、
 
ボールペンの線をなぞり、
 
(これは「マチエール」のうえの工夫です。)
 
それから、面を、「筆ペン」や「ネオピコカラー」
 
また、色鉛筆やパステルで塗っています。
 
色の扱いではかなり苦労していて
 
なるべく地味な画面になるように
 
色数を制限したりと、いろいろ工夫しています。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
わたしも日々稽古をしていて、
 
こういう風にして、
 
報告する場があることは
 
わたしにとってよい刺激となります。
 
来年もこつこつ稽古をして、
 
秋ごろにはまた
 
共助団体さんの美術展に作品を発表できるといいと思っています。
 
 
 
 
それでは駆け足になってしまいましたが、
 
みなさんよい年をお迎えください。
 
ごきげんよう。
 
 
 
( つづく )

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