最近、日曜日に配達される新聞折り込み、ディノスなんかの就職情報を見るようになった。
60才前後になると働く場所が狭くなり、資格がないと、なかなか働き口がない。女性は清掃、洗い場等、男性は警備、運送、清掃等。
警備で働いたという男性の話を聞いた。深夜勤務が多く、陽が高くなっている朝に帰って寝たと思ったら又、出て行く。ものすごく働いた。給料はどのくらいと楽しみにしていたが20万円くらい。あれだけ働いてと思った。でも、普通は時間給750円~800円、働く時間は5,6時間、1日4,000円くらい。60才になって働くのしんどいですわ。大変なんだなあと思った。
だが、新地で働く男性に定年はない。クラブの店長や部長やその他色々と頑張っている男性スタッフは多い。売上はするし、女の子の入店、朝早くからの挨拶回りとものすごく店に貢献している。しかし、夕方になって出てきて簡単な掃除やウイスキーの仕入れ、昨日のボトルの整理等をして、休憩と称して友達の店に一同集まり、店の悪口やらシステムの話に花を咲かせ、8時くらいから来られたお客様のボトルやチャーム出し、グラスの洗い物、暇なら店の前に立ってお客様の呼び込み?呼び込みと言っても確率は悪い。只、店の情報とかゴルフの話で花を咲かせ、売上のノルマもなく、あとは片づけて帰る男性スタッフも多い。それで給料はと言うと仕事の割には良いんじゃないかと言う金額。
(私の店はどうだったんだろうと店をやめてから色んな人に話を聞いたけれど、十分だったんじゃないかと思った)
その代わり、ボーナス、退職金は、ほとんどなしと言う世界なんだ。餅代という言葉はあったが。(勿論、店主との話し合いだが)
でも60才になっても給料が下がるわけでないし良いよね。
「アホか、何時首になるか解れへんし、店もつぶれたら1から探さなあかん、最近、男性スタッフがいなくても良いと言われ再就職が大変なんや、何にも解らんと偉そうに言うな」と言われそうかな。でも、普通の会社も倒産することあるしね。
そう言えば、お盆、正月、5月の連休など休みが多いのに男性スタッフは給料制、そんなに払われへんと、1時間いくらのパート男性スタッフに変えたと言うママもいた。
こういう男性スタッフ達も女の子が目の前で自転車を止めて出勤しているのを見ても知らん顔。勿論、自分も店の前に止めているから言えないんだろうけれど。
みんなが止めているから怖くない。