Fさんからゴルフの誘いを受けるが未だゴルフは出来ない。
やっと右腕は痛みが無くなったが、左腕は上げても曲げても痛い。この前、無理して重たい物を持って又痛みが増した。湿布だらけ。何時までもこれではいけない。
暖かくなってきたしプールに行こう。1年近く怠けて行っていなかった。
まずは左腕をクルクル、伸縮、肘曲げをしながらのウォーキングから。
隣のレーンを見るとビート板でバタバタしている人がいた。
十何年か前、スポーツクラブに入会し、始めてビート板を知った。気持ち良さそう、やってみようとたやすく考えビート板を持ってバタバタし始めたが、進まない。どうして?何で?
隣の人が見て笑っていた。「進まないわ、どうしてやろう?」「手を伸ばし足も伸ばしリラックスして」と見知らぬ人に教えてもらったが進まない。やっと遅くとも進み出したのは何日か経ってから。運動神経がないんだ。クロールだって犬かきみたいだし。
母は水泳の選手だったと言う。走りも速かった。お母ちゃんは神経抜群だけどあんたはあかんねと言われてきた。グッもでなかった。本当のことだから。
確かに走るのが速い母だった。リリオーが小学生の頃、運動会で父兄の出る種目には何時も出て1等賞の賞品をもらっていた。でも、恥ずかしいことが一つあった。
パン食い競走だ。一番にパンが並んでいる所まで走り、パクッと一口でくわえビューント走り1着になるんだ。「リリオーちゃんのお母ちゃん、パン食べるのん、速いね」と友達に冷やかされ、「お母ちゃん、もう出んといて、恥ずかしい」と怒った。
前に書いた「わて」もそうだが、デリケートな子供だったんだ?
母に似ず泳ぐのもダメだがプールで歩くのは良い。
今日は母のことを思い出したように色んな思い出を懐かしんだり、店をしていたときはパッと良いアイデアが浮かぶことがあったり、又、反対に何も考えず浮かばずボーと心も頭も空っぽ、無になれたり・・・と体も気持ちもすっきりする。
又、この時間帯は定年退職者や主婦を卒業して時間の自由がきく人たちが多そう。
リリオーもその中の仲間入りしている。
最後の1周は、これからどうする?何する?焦らない、焦らないと胸に手を当てて。
締めくくりは何とかなるさと、しばらく行っていなかった居酒屋で飲んで食べて帰った。