姉が癌で入院していたとき、リリオーは「姉ちゃん、もうちょっとの辛抱や、来年の桜の季節には元気になる」と言っていた。「そうやな、もうちょっとの辛抱やなあ」と初めは姉も答えて。
苦痛が深くなっていくのは目に見ていた。
「辛抱って何やの、何時までしたらええのん、出来へん」姉は訴えた。辛抱、我慢という言葉など病人に通用しない言葉と解った。ではお見舞いで何と言えばいいの?
東京ドーム前に原監督のグータッチ銅像が出来た。
「負けへんぞ!!グー」お客様の奥様のお見舞いでこの言葉とグータッチをした。癌なんかに負けてたまるか!勝つ!勝つぞ!
囲碁棋士藤澤秀行さん亡くなる。
飲む、打つ、買う・・・3拍子揃った人、破天荒な生き方で無頼派。
お逢いしたことはなかったが関西のプロ棋士方からお話しは良く聞いたことがある。
アルコール依存症、癌手術3回、多額の借金・・・棋士としてタイトル獲得、優勝23回の実力派であり若手棋士の育成にも力を入れる。
こういう人はもう現れないだろうな。現れて欲しいけれど。そうすれば囲碁界も、もっともっとファンが増えるかもね。