ひとりはちょっとボケて客の気持ちを引く、ひとりは話題豊富に少しは大きく話し客の気持ちを引く、ひとりはリード的な立場で周りを見ながら話をする、お互いの立場を理解して歯車が上手く回転し店が賑わう。ラグビーもそう、ボールを投げる、受ける、走るとタイミング、連係が一体となって歯車がかみ合いつないでプレーが上手く行く。
話をされたニュアンスが少し違うかも知れないが昨日の監督の話はこのようなことだった。うん、うん、とリリオーは頷く。個人プレーに走りたくなるお水の世界で連係プレーが上手く行っていたときは店も繁盛していた。ところが、みんなが自分が自分がと表に出たり、単なるアルバイトだ早く帰って明日の会社に差し障りの無いようにしたいとか、それぞれ、ちぐはぐな考え方になり歯車が狂い始めると、どうしてなの?どうすれば?と考える時間もなく奈落の底に落ちてしまう。
ラグビー、野球などや会社も団体プレーが持ち前の社会ではあり得ること。世界は違ってもみんな同じだと思った。
強くなるには、繁盛するには、それ相応の経験者を入れれば手っ取り早いかも知れない。お水の世界では売上の出来るホステスを入れることだ。しかし、それは上辺だけの売上で、そのホステスがいなくなったり力が無くなれば終わってしまう。それではなく、店を続かせるには、やはり人材育成だ。店のためにやってくれる人を育てるのだ。リリオーも常にそう思っていたと思う。が、育てば出て行く・・・そして又育て・・・そして裏切られ・・・そしてそして疲れて・・・
でも、それで終わっては行けないんだ。トップは常に育てることを考える。
昨日、監督のお話を聞いて、胸にグッと突き刺さった。昔から色々と教えて頂いている素晴らしい方だ。トップは華やかではあるけれど苦悩、苦しさ、辛さもある。リリオーは根気が無かったかな?30年やって、そんなこと言うのおかしいかな。
高校ラグビーも始まったし、大学ラグビーも活気を帯びている。楽しいね。
みんなも好きになってね。