リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

カンパイ!・・・3

2010-06-08 21:48:37 | Weblog
今日もカンパイの話ではありません。「きずな」です。
作家「東野圭吾」好きと書いたことがあります。何冊か読みました。今、「新参者」がテレビで日曜日やっています。この前は見られなかったので、テープに撮っておき今日、見ました。本を読んで最後の場面は解っているのですが、展開が面白く釘付けです。
今日見た場面で・・・刑事加賀は、容疑者の息子に秘書の女性の写真を見せるのですが「会ったことないが見覚えがある」と言うのです。そのとき、息子は解らなかったのですが、後で姉だと知ります。
「会ったことなくとも見覚えがある・・・血のつながりは凄い、切り離すことが出来ない」と加賀は言います。
そこで、昔の話です。
一人の女は妻のいる男の子供を産みました。女は結婚を望んだわけでも認知を望んだ訳でもなかったのですが、男は困りました。勿論困るでしょう、妻もいて子供も未だ学生、本人もサラリーマン。悩んだことでしょう。産まれた子供とは会いませんでした。女の母親は認知だけでもと迫り、3年くらい経った頃、男は自分の家族ともめたけれど認知しました。そして初めて子供と会いました。どんな対面だったでしょうか?
初めて会った男に子供は、「おとうちゃん」と飛びついて行き甘えました。
男は戸惑いました。初めて会ってどうして「おとうちゃん」と言える?女に言いました。
「あなたのお父さんと会うのでお父さんと言いなさいと言ったんだろう」
女は言いました。「何も言っていない」と。
会わなくても話さなくても子供は父親と解ったのです。不思議ではありません。血のつながりは切れません、きずなは離れません。
昔のことと繋がってテレビ「新参者」を見ました。誰の話って?さあ?ただ、言えることはリリオーの話ではないと言うこと、友達の話の又、友達の・・・又聞きです。長いお水の世界で生きてきましたから、こんな話もあんな話もありましたね。
東野圭吾の小説は奥深いです。ファンです。