マンションエレベーター中で住人との会話。
「こんにちわ」
「今、大阪城に行ってきてん、桜満開やったわ」
「行ってきたん、綺麗かったやろう、私はおとつい行ったんよ」
「大阪城はええなあ」
「ほんま」
大阪城近辺に住んでいる幸せを私たちは味わっている。
でも、おとついの大阪城で見た現実。
桜の季節だけでなく年中、大阪城には観光バスがいっぱい来ていて、小さな手旗を持つガイドさんの後をゾロゾロと日本語でない言葉が飛び交いながら歩いていく姿があちこちで見受けられた。でも、おとついは、出会わなかったし停まっていた観光バスも少なかった。
今日の新聞紙面に「観光地 関西も打撃」とある。
東京電力福島第1原発事故による放射能汚染を恐れて渡航を控えるケースが多い。それが関西も打撃を受けて京都、奈良、大阪、兵庫県に外国からの旅行者のキャンセルが続出。、ホテル業界も同様で中央区のホテルは花見目的の外国人観光客は3月だけで1000以上の予約が取り消しされた。
有馬温泉は宿泊客全体で2割減。外国人に限れば9割以上減った印象という。有馬温泉は阪神・淡路大震災の折にものすごい被害を受けたのに又か・・・大阪からも1時間で行くことが出来る素晴らしい温泉なのに・・・みんな応援しよう。
九州にも観光客のキャンセルが続いていると、この前の新聞にあったし、みんな困っている。そんなとき、今日のテレビで、岩手県の酒造会社「南部美人」の社長が「お花見やって下さい、もっと酒を飲んでください、それでないと経済的な第2被害が起こります、岩手のお酒を飲んでください」と言っていた。
南部美人・・・しっとりと舌をすべらし喉元をキュッと引き締めてスッーと胃の中に入っていく、そして胃の中でビ・ビ・ビ・旨いと答える、ほんまに旨い酒でございます。リリオーは毎年一度、クエ料理をご馳走になるとき頂いていました。(今年は大阪場所がなかったのでご馳走にならなかったけれど)その店は岩手県出身の親方の為にいつも「南部美人」が出されていたのです。そうです、みんな飲みましょう。いや、「南部美人」だけでなく東北のお酒を飲みましょう、いや、そんなこと言ったら京都や灘の酒屋が困る。この際、全部飲みましょう。売り上げを上げて貢献致しましょう。
今又、震度3,4の地震がありました。いつまで続くのでしょうか。