今は亡くなった従姉のY子が元気な時(去年)、姉のF子の様子がおかしいと
気づき病院に連れて行ったら「海馬」と分かった。(ブログに書いたことあり)
現在、京阪沿線とある駅近くのケアハウスに入所している。
リリオーは気になっていたので昨日見舞いに行ってきた。
従姉妹と言っても最後に会ったのはリリオーの姉の葬式以来だし、年齢も
離れているしあまり行き来なかったし人違いもすると聞いていたし・・・し・し・し・
ばかりでどうかと心配しながらの訪問だった。
「F子姉ちゃん・こんにちわ・リリオーです」
「ええ?・・・」
一瞬、驚いたようだったが、「あ・リリオーちゃんか、よう来てくれた」
従姉妹のリリオーだと覚えてくれていてホッ。
素敵なシャツにパンツ、髪の毛は長くパーマと毛染めも行き届き昔からのオシャレ
は変わっていず、元気にドンと構え椅子に座っている姿はとてもホームの入居人
には見えない。ホンマに「海馬」なんだろうか?。
話も亡くなった妹のY子のことを悲しみ、兄弟のこと、叔母、叔父、仲が良かった
リリオーの姉と遊んだことなど普通。
だが・しかし・。
「あんたはずっと一人か」
「うん、ひとりや」
「どこに住んでるのん?」
「ずっと同じところ、生まれた家の近くのマンションや」
「今、何してるのん?」
「何もしてへん、もう年やから働くところないし」
「そんなんで生活出来てるのんか?」
「出来へんけど・・・」
初めは心配してくれているんだと聞いていたが・・・。
こんな会話や泉南地方にある墓の話が3回、4回、5回と続きだして・・・
やっぱし・・・かな?・・・。
もうさっきも聞いたよ・・・なんて言わないよ。そんなこと言ったらいけないよ。
何度も何度も同じやりとりを初めて聞いたように答えたリリオー。
お金持ちの男性と結婚して娘と息子に恵まれ幸せに優雅に暮らしていたのに・・・。
「ここはエエわ、ご飯も作ってくれるしなんでもしてくれてゆっくり出来るからエエわ」
そうであれば良いけれど・・・これ以上病気が進まないでいてくれれば良いけれど・・・。
複雑な気持ちを抱きながら
「また、来るわ!」
「元気でいときや!」
リリオーも心配だけど従姉妹もリリオーのことを気にしてくれてのサヨナラであった。