みんな、一仕事を終え、次の時代の生き方を見つけている人たちだ。
本もそう。書いた原稿を人に見てもらいたい気持ちを抑えきれなく、書店にまで並べられ、どんなもんだと言いたい。解るよね。
タレントが書いた本「陰日向に咲く」劇団ひとり作
リリオーも今まで、タレントが書いた本を、どんなかな?話題になればと何冊か買ったことがある。が、途中で読まなくなる本の方が多かった。
しかし、この本は違う。
短編が何話か集まって1冊の本になっているのは、いくらでもある。そして、それはストーリーも人物も全く違っている。でも、この本も短編の集まりなんだが、ちょっと違うんだ。
ホームレスに憧れるサラリーマン、オタク青年、ギャンブルの好きな青年、ストリッパーの女性などの話等、それぞれ違う話の集まりのようだが、人物やストーリーが、何処かでつながっているのだ。短編であっても短編でないという感じ。
憧れあり、夢あり、笑いあり、良くこんなに世の中を知っているもんだと感心する。
「劇団ひとり」って、一人でいろんな役を演じるそうな。だから色んな役の登場人物が書けるのかな?名前の由来も、そこから付けられたと言う。
ここまで書けたらアマチュア、タレントじゃない、プロだ。
ここまで書くには・・・拍手を送る。
100万部売れたというのは嘘じゃないね。売れるよ。久しぶりに面白い本に出会った。
リリオーが買ったのは第52刷目。