リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

本・・・4

2008-02-07 22:09:59 | Weblog
蕎麦打ちを初めて、おいしい蕎麦を食べて欲しいと、山梨県で蕎麦屋を始めた人がいる。画を描いて画廊で雄志が集まり1年に1度、絵画展を開く人がいる。茶道、華道を習って師範の資格を取り趣味から先生となり教えている人がいる。
みんな、一仕事を終え、次の時代の生き方を見つけている人たちだ。
本もそう。書いた原稿を人に見てもらいたい気持ちを抑えきれなく、書店にまで並べられ、どんなもんだと言いたい。解るよね。
タレントが書いた本「陰日向に咲く」劇団ひとり作
リリオーも今まで、タレントが書いた本を、どんなかな?話題になればと何冊か買ったことがある。が、途中で読まなくなる本の方が多かった。
しかし、この本は違う。
短編が何話か集まって1冊の本になっているのは、いくらでもある。そして、それはストーリーも人物も全く違っている。でも、この本も短編の集まりなんだが、ちょっと違うんだ。
ホームレスに憧れるサラリーマン、オタク青年、ギャンブルの好きな青年、ストリッパーの女性などの話等、それぞれ違う話の集まりのようだが、人物やストーリーが、何処かでつながっているのだ。短編であっても短編でないという感じ。
憧れあり、夢あり、笑いあり、良くこんなに世の中を知っているもんだと感心する。
「劇団ひとり」って、一人でいろんな役を演じるそうな。だから色んな役の登場人物が書けるのかな?名前の由来も、そこから付けられたと言う。
ここまで書けたらアマチュア、タレントじゃない、プロだ。
ここまで書くには・・・拍手を送る。
100万部売れたというのは嘘じゃないね。売れるよ。久しぶりに面白い本に出会った。
リリオーが買ったのは第52刷目。

本・・・3

2008-02-06 20:58:17 | Weblog
「この作家は○○さんと言うんだ、直木賞候補に上がっているんだよ、知っているだろう」ある出版社の大阪支社長が店に連れてこられた。
リリオーが未だ20才代のカワユイホステスだった頃の話。(最近ホステス時代の話が出てくるね)
「いや、候補だけでね」
「本当だ、そろそろ取らなくては」
候補に上っても取れないジレンマを感じ取れたが、
直木賞、芥川賞って、知っているよ、その賞の対象になっている先生が店に来るなんて、凄いじゃん、リリオーもホステスとしてのハクがつくよ、みんな知っているかい、リリオーは偉い先生と話が出来たよと、まるで自分が偉くなったような錯覚に陥った。
しかし、その支社長も転勤され、作家も一度きりで、来られなくなった。
それでも、しばらくは直木賞、取られるかな、どうかなと気にしていたが、いつの間にか、忘れてしまった。
ところがどっこい、それから10年経ったか経たなかったか、その作家は直木賞を取った。
諦めず、ずっと、賞を目指して頑張っていたのだ。素晴らしい!
一度きりの出会いでフアンになった作家。賞の重みを感じられたことと思う。
プロが書いた本もなかなか書店に並べられないという。まして、賞を取る作家は一握り。プロって大変なんだね。
アマチュアが書く本が認められるのは一握りの一握りの・・・・
それでも、諦めず書いて、1冊の本にして・・・書店に・・・並ぶ夢を見る。
それを実現するという出版社が現れると、話を聞くよね。

本・・・2

2008-02-05 22:14:04 | Weblog

書くことの好きな人は、1冊の本になって欲しい、なればなったで陽の当たる場所に・・・
昨日書いたが、そう言う人が非常に多いらしい。(リリオーも含め)
今年の初めだったか「業者に自費出版を勧められたがトラブルが心配です」の新聞記事が目にとまった。初めは200万円で契約したが、増ページや判型・紙質のグレードアップ、金箔押しの装丁など、次々に契約内容を変更され1038万円になった。
こういうトラブルは年々増え続けていると言う。
そして、直ぐに、1つの出版会社がだめになったと出た。
以前の自費出版というのは、自分の書いた文章をまとめて出版社が作ってくれ、作った本は全部、自分の元にくる仕組みだった。しかし、最近は書店に並びますよと言ううたい文句で出版希望者を募る。自分の書いた小説や詩集が書店に並べられる。どんなに嬉しいか。だが、たくさんある書店の何処の店で置いてくれるのか定かでなく、本当に、何百冊の本が印刷されているのかと疑問も怒り、次々と訴える人が出てきたらしい。
ちなみに、自費出版したいと思う著者の平均年齢は63才
仕事を終えて、今まで出来なかった事をやりたい年代。
それが、蕎麦打ちだったり、料理人、野菜作り、画を描く、ロクロを回し茶碗を作る、そう、切り子に魅せられ教室に入った人もいた。本作りも定年後の趣味で良いと思っていても、書店に置いてくれるとなると嬉しさも倍増して。
難しいね。

 


本・・・1

2008-02-04 23:49:14 | Weblog

お客様との約束5時半
それまでに、買いたい本があったので、早めに出て、紀伊国屋書店に行く。
劇団ひとりが書いた「陰日向に咲く」を。
劇団ひとりって誰や?俳優・お笑いタレントとある。
06年に初版を出してから2年かけて100万部を売ると昨日の新聞に出ていた。ジワジワと時間を掛けて売れるなんて凄いじゃないの。映画化もされると言う。
広い紀伊国屋、何処に置いてますかと聞くことなし、入り口には何十冊も平積みされていた。余談だけれど、リリオーも、この紀伊国屋に本が並んだことあるんだ。2度もね。
本屋さんって、本を買い求める場所と思い続けていたのに、有名女流作家の横に同じ高さの平積みで置いてもらった時の驚きと感嘆!本の内容の差は大きいが並んでいる高さは同じ。「もう死んでも良い」とはこんな時に使う言葉かと・・・嬉し涙が、ポロポロ流れた。
そう、書くことが好きな人は1冊の本になってほしい、なればなったで、陽の当たる場所に置かれたい、1冊でも良い、売れて欲しい・・・欲望は果てしなく続くのだ。
ああ、5時になった。アメリカ領事館前へ急いで行く。
領事館裏には、たくさんの小料理屋さんや居酒屋さんが並ぶ。
たくさんの種類が並ぶ焼酎の棚。今、流行だね。おいしい魚に、魔王、佐藤黒、宝山など、飲んだ、飲んだ。それから、一度行きたい店があると、東通り商店街を歩いたが、酔っぱらって探すのが面倒になり、IMAさんに連れて行ってもらったことのあるショットバーに行き、ウイスキーロックをグイッ。本の話を魚に時間の経つのも忘れてしまった。
東通りの店は、リリオーが年賀状に使っていた宝島の消印が取り持つ仲だ。
宝島出身の男性がやっているらしい。一度、行かなくてはと思っているんだが・・・

 


長唄の会

2008-02-03 22:00:43 | Weblog
長唄の師匠から手紙が届いた。
「卒寿」の会を開くとのこと。卒寿・・・90才
素晴らしいことですね。
音痴なリリオーが長唄を習い始めたのは、もう15.6年前になるか?
割烹をしていたら長唄や三味線を知っておいた方が良いと姉に言われ、やり始めたが、まあ、だめだった。それでも、色んな舞台に立ち、結構、楽しかった。
今、師匠の傘寿の会(80才)のパンフレットを見ている。
南の料亭「暫」で開かれ「蓬莱」を唄った記録がある。あれから10年経つのか。
10年・・・色んな事があったな。
長唄はそれからも続けたが、この2~3年は休んでいる。一緒に習っていた姉も亡くなった。店もやめた。うーん・・・
しかし、師匠は、休むことなく、変わらず、三味線と長唄を教えて現役生活を続けておられる。
これからも、ずっと続けられるだろう。ずーっと。
それに引き替え、リリオーは・・・
4月に行われる会に行こう。師匠のエネルギーを頂きに。
師匠、行きます。聞かせて下さい。師匠の素晴らしい三味線の音を。
忘れかけていた長唄を急に思いだし、稽古本とテープを出してきて、聞き出す、いい加減なリリオーであった。

節分

2008-02-01 21:50:25 | Weblog
節分です。節分は3日だ!そうとも言いますね。いや、3日に間違いない、でも、新地の節分は今日です。2日は土曜日、3日は日曜日で店は休みですもの。新地では節分の時、お化けをする店が多くあります。
お化け・・・年越し(節分)の日、老女は若い時代を追憶するために島田や手鞠髷に結い、若い娘は早く良縁があるように丸髷などを結って縁起を祝ったもので、これをお化けと称した。(大阪方言辞典から)
イベント好きな新地ですから見逃すわけはありません。ずっとずっと昔から賑やかにやっています。又、地域活性化として始まった「堂島薬師堂・節分お水汲み祭り」もあり、新地の芸者さんやママ、ホステス達が、飲食店街を巡行するようです。そう、この前、検番の話をしましたが、芸者さんは新地の顔として、このようなイベントに参加するんです。やっぱり、新地には芸者さんがいるし、いてもらわないといけないんですね。
さて、どんな風に化けるのでしょう。MIちゃんの店もする、私も化けると言ってました。何をするか聞いたけれど忘れました。今は、お金を掛けた化け方をするホステスいるかな?昔は、かつら、衣装、化粧等、本物顔負けの姿に化けた、芸者、舞子、花魁姿が新地を闊歩していました。もの凄い費用がかかるんですよ。ビックリするくらい。でも、ホステスはビクともしません。何故?
「あなた、お化けの時、舞妓さんをするの○○万円よ」
「そうか、うん」
と言って財布からお金を出す男がいた。粋ですね。
今は、どうかな?いてほしいですね。
又、自前でバシッとお金を掛けてするホステスもいるかな?
今日の新地を見れば解るでしょう。
リリオーはバレンタインパーティーをしてもお化けをしたことはありません。だって、別に取り立ててしなくても、みんなの顔・・・いえ、決してお化けとは言いません。可愛い顔の女の子ばかりでした。
今年の恵方は南南東。恵方巻きを食べて厄落としをしましょう。
幸せが来ることでしょう。