人形と動物の文学論

人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。

エレーネ・ゲデバニシビリ選手のソチ・オリンピック

2014-03-20 21:48:40 | フィギュアスケート
先日、久々にゲデバニシビリ選手の公式ホームページを見てみたら、
バンクーバー以来、かな、で更新されてまして、ウクライナについて書かれてました。

ウクライナ情勢はクリミア半島がロシア連邦に編入される、とかますます泥沼。
中・東欧の国々は、ロシア寄りの政策を取るか、西側寄りの政策を取るかいつも難しいんだろうなあ…

世間ではもう世界選手権になっているようですが、
ゲデバニシビリ選手はそもそもエントリーしてないんですよね、つまんないの。

私、オリンピックではゲデバニシビリ選手の演技を見逃すという一生の不覚がありまして…
昨日やっと演技を見ることが出来ました。

ショートプログラムはタンゴ。
3ルッツ+2トーループ、3サルコウ、2アクセル。
ジャンプは全部きれいに入りました。
良かったです。点数出ませんでしたが。
ジャンプ高いし、迫力あって、素敵。
スピンでレヴェルとれてなかったのもあるみたいですが、やっぱり点数渋めなのかな~と思ってしまうところ。

フリーはドン・キホーテ。
2つ目で回転不足&転倒してしまいましたが、2回3ルッツが入る構成。
後半のジャンプはかなり回転不足をとられていて、技術点が伸びませんでした。
昨シーズン使用したプログラムで、ヨーロッパ選手権後に戻してきました。
ちょっとお疲れの印象で、だいぶ脚にきてるのかなあ…
ジャンプにもいつもの高さがなかったように思います。
でも、最後まで頑張って、全体的な印象は悪くない。

終わった後にほっとした表情で、あのスーパーモデルのような女性にもたれかかっていたのが印象的でした。
グルジアとロシアの関係だけでなく、何か他にも、オリンピック出られるかどうか分からない不安要素があったのかも。
昨シーズンはずっと肩にテーピングしてましたし、
今シーズンもスピンの様子など見てると何か少し固そうで、どこかに故障があったのかもしれません。

お疲れ様でした、でもいつかまた、ベストな状態での演技がみたいな~

今回のオリンピックは、若手が台頭してきて、
エレーナ・グレボワ選手なんかフリーに進めなかったし、ショック。

ゲデバニシビリ選手やキーラ・コルピ選手、グレボワ選手などは、
それより少し上の、安藤選手やコストナー選手ほど
新採点と体形変化時期が重なって苦労した世代ではないと思っていたのですが。
やっぱり最初から新採点でやってきた今の若手に比べると割りを食ってるなあ、という感じはしますね。
エッジエラーや回転不足の厳格化などもありましたしね。
もうちょっと、見てたいんですけどね…