近況報告と予告です。
①お人形をお迎えしました。
昨日、中川多理さんのお人形「Unglazed」ちゃんをお迎えしました。
「白堊――廃廟苑於」というタイトルで、東京、三河島駅近くの元映画館で開催された展示のためにつくられたもので、多理さんの人形作品集『薔薇色の脚』の特装版となっています。元映画館で見たときには白のイメージの強い子でしたが、お迎えしてみると、温かみのある色合いで、すごく可愛いです。
箱入りの子で、箱が本棚の一段目にぴったりだったのでひとまず本棚にいていただいているのですが、ちゃんと棚を買わないとなあ…と思っています。この位置もちょうど寝るときに目に入る感じなのでいいんですが。
もともとお家にいた白薔薇ちゃん(仮)(なかなかしっくりくる名前を思いつけないでいるのですが、「薔薇色の脚」の白いイメージの子なのでとりあえず)といっしょに。白薔薇ちゃんも中川多理さんのお人形で、山尾悠子さんの『夢の棲む街』に出てくる「薔薇色の脚」をイメージしたもの。白薔薇ちゃんは青いガラスの目が印象的な子で、この子は眠り目、素材もビスクで大きさもかなり違いますが、髪の色が同じで、ちょっと似た雰囲気があります。なぜか似た雰囲気の子とご縁があるものだなあ、と思っています。
②6月16日(日)に口頭発表「「自然な身体」からの飛翔/への回帰 ――矢川澄子『兎とよばれた女』と高畑勲『かぐや姫の物語』」を行います。
「日本文芸研究会 第75回総会・研究発表大会」で、口頭発表を行います。
午前中(10:00~12:00)に公開講演会「女性と文芸・言語・思想」があり、午後(13:50~16:25)に個別の研究発表が4本あります。私は午後1本目の発表です。
→詳細は「日本文芸研究会」のサイト
日時:6月16日(日) 9:30(受付開始)~
場所:宮城学院女子大学 講義館C202教室
*対面を主としたハイフレックスによる開催
私の今回の発表は、以前口頭発表で、矢川澄子の小説『兎とよばれた女』に挿入される「かぐや姫に関するノート」を『竹取物語』の翻案として考察したことがあるのですが(→「天上の魂と地上の身体――矢川澄子『兎とよばれた女』における『竹取物語』解釈」というタイトルで 論文化しています)、そのときに、『かぐや姫の物語』と比較してみるとより特徴が明らかになるのではないかと言われたことがきっかけで着想しました。実際に『かぐや姫の物語』を見ると、確かに対照的なんですよね。『かぐや姫の物語』とよく並べられるのが『アルプスの少女ハイジ』ですけど、矢川澄子は1974年の『ハイジ』の翻訳者でもありますし。
①お人形をお迎えしました。
昨日、中川多理さんのお人形「Unglazed」ちゃんをお迎えしました。
「白堊――廃廟苑於」というタイトルで、東京、三河島駅近くの元映画館で開催された展示のためにつくられたもので、多理さんの人形作品集『薔薇色の脚』の特装版となっています。元映画館で見たときには白のイメージの強い子でしたが、お迎えしてみると、温かみのある色合いで、すごく可愛いです。
箱入りの子で、箱が本棚の一段目にぴったりだったのでひとまず本棚にいていただいているのですが、ちゃんと棚を買わないとなあ…と思っています。この位置もちょうど寝るときに目に入る感じなのでいいんですが。
もともとお家にいた白薔薇ちゃん(仮)(なかなかしっくりくる名前を思いつけないでいるのですが、「薔薇色の脚」の白いイメージの子なのでとりあえず)といっしょに。白薔薇ちゃんも中川多理さんのお人形で、山尾悠子さんの『夢の棲む街』に出てくる「薔薇色の脚」をイメージしたもの。白薔薇ちゃんは青いガラスの目が印象的な子で、この子は眠り目、素材もビスクで大きさもかなり違いますが、髪の色が同じで、ちょっと似た雰囲気があります。なぜか似た雰囲気の子とご縁があるものだなあ、と思っています。
②6月16日(日)に口頭発表「「自然な身体」からの飛翔/への回帰 ――矢川澄子『兎とよばれた女』と高畑勲『かぐや姫の物語』」を行います。
「日本文芸研究会 第75回総会・研究発表大会」で、口頭発表を行います。
午前中(10:00~12:00)に公開講演会「女性と文芸・言語・思想」があり、午後(13:50~16:25)に個別の研究発表が4本あります。私は午後1本目の発表です。
→詳細は「日本文芸研究会」のサイト
日時:6月16日(日) 9:30(受付開始)~
場所:宮城学院女子大学 講義館C202教室
*対面を主としたハイフレックスによる開催
私の今回の発表は、以前口頭発表で、矢川澄子の小説『兎とよばれた女』に挿入される「かぐや姫に関するノート」を『竹取物語』の翻案として考察したことがあるのですが(→「天上の魂と地上の身体――矢川澄子『兎とよばれた女』における『竹取物語』解釈」というタイトルで 論文化しています)、そのときに、『かぐや姫の物語』と比較してみるとより特徴が明らかになるのではないかと言われたことがきっかけで着想しました。実際に『かぐや姫の物語』を見ると、確かに対照的なんですよね。『かぐや姫の物語』とよく並べられるのが『アルプスの少女ハイジ』ですけど、矢川澄子は1974年の『ハイジ』の翻訳者でもありますし。