弾丸ジジイ

久しぶりにジョギングをした。
そこで弾丸ジジイとすれ違った。
吹雪の中をシタシタと１５km＝１００分の低速度で走っていると、向こうからとうに還暦を過ぎたと思われるジョギング姿の人が猛烈なスピードで走ってくる。
まるで昔のマンガのように上半身は動かず、足だけガシガシと回転して、まるでD５１だ。
こちらが帽子のつばに手をやってジョギンング仲間としての礼をつくすと、すれ違いざまに「んちわあああぁぁぁ」と挨拶してくれた。しかし、あまりの速さのため後半はドップラー現象を起こして急激に低い音階となってみるみる遠ざかっていった。
やるなぁ。
ああやって地面を引っ掻いて弾丸になるには何年かかることやら。

また今度

今年は近しい人の不幸が続いている。
１月には３軒、２月だけで４軒もの葬儀に参列した。
もう会えない、と思う苦しさは筆舌につくしがたい。
いつでも会えると思っていたのに、相手が不幸にして亡くなってしまった時の喪失感は堪え難い。

同じように元気ではいても物理的な理由や精神的な理由で、会えないこともある。
「さようなら」という言葉はとても悲しい響きがする。もう会えないような気がすることもある。
無意識のうちに、別れの言葉は「じゃあね」とか「おやすみ」を使う。
「またね」を使う。また会えるように。

朝食会

ホテルの一室で早朝会議である。室料込み2000円である。たっぷりのメニューなので食べきるには時間がかかるのである。みんな朝は忙しいから食べながら会議する。
なんだかせわしくて、味もよくわからぬ。頭は会議に集中しているから手元が怪しい。大根おろしに醤油をかけ忘れた。味噌汁とデザートが最後まで残ってしまった。
気がつくと私以外はすでに食事が済んで議論している。やっと食べ終わってコーヒーに移ったところで時間切れ。あまり意見を言わぬまま中座して出社した。
いつの間にか早朝会議のコツを忘れてしまった。

早朝

昨夜、千葉県松戸で講演した。本年40周年を迎える松戸JCがスローガンとする「出会い」をテーマに80分、経験談など話した。
松戸のOBである松村義彦さんとの佳き出会いが7年の歳月を経てご縁を結んだ。杉浦誠理事長始めとする松戸JCが素晴らしい出会いに恵まれることを願っている。
このテーマが夏以降に与えられていたら、対のテーマである「別離」について取り上げなくては片手落ちになる。始発の新幹線あさまに乗り換える上野駅の長いエスカレーターを降りながら睡魔でぼんやりした頭で考えた。

ブログブログ

大分で開催された２００１年度の友人たちとの懇談会＋懇親会に参加した。
５年くらいゆっくり話もできなかった飯能の前島君が、「ブログ読んでますよ！いつ私の名前が出るかと思って」と、挨拶してくれた。そうか、埼玉にも隠れ読者がいたのか。２００１年以来、ほとんど接点がなかったのに名前が出ることを待ち望んでいたのも、ナンだけれど・・・これから、懇意にしよう。
日本全国で誰かがブログを読んでくれていたわけだが、どなたが読んでくださったのか疑問が大きかった。
ところが、１月１８日に、「靴を捨てた」記事が結構インパクトあったようで、何人もの久しぶりの友人たちが「それが新しい靴ですか」と暗号のように話しかけてくれる。
そうか、うまいものを喰った自慢なんて話題になりにくいよな。それより目につく話題の方が隠れ読者に届く暗号になるのか。

ちなみに写真は、使っているMACに標準添付されていたオセロ（Big Bang Reversiというソフト）を偶然見つけて、対戦したら完勝した記念写真です。どうでも良いけれど。
そこで、次の暗号は「完勝」です。これも、どうでも良いけれど。

デジカメ

とにかく撮る。
その日その時その場所。
会った人々見た物通り過ぎたもの。
そうして毎週数百枚以上の写真をパソコンに保存してきた。
なかなか人に送っている手間がなくて、秘蔵の写真集になっております。撮ってあげた友人と女優さんとのツーショットも８ヶ月も催促されているが手付かずだ。
ところが先日、４世代目の愛用のデジカメが壊れた。修理代見積り\12000！おまけに購入した時の領収書が見つからぬ。
販売店には「マテ」である。
不思議なことに今年の気分はしばらく修理もせず買い換えも「マテ」にしておこうかという大人な気分なのである。
どうしたものか？