土屋龍一郎のブログ

土屋龍一郎のブログです。

万歳2発目

2005-10-31 17:59:31 | Weblog
 大変お世話になっている地元の衆議院議員小坂憲次さんが初入閣で文部科学・スポーツ大臣に決まった。
 人生で何度かしか来ないような大きな良いニュースである。昨夜の鷲澤正一さんの長野市長二期目当選とつづいて、大きなニュースである。
 何をおいても教育問題が現代日本国家の大きな課題のひとつであるから、この時期に最後の小泉内閣の閣僚としてこの分野を担当するということは、責任重大であると同時にやりがいも大きいと思う。

 中曽根弘文さんが担当していたころ、遠山敦子さんが大臣をしておられた頃に、私は日本青年会議所から発信した教育提言に関わったことがある。恐れ多くも大臣に向けて社団法人として練りに練った教育システムに関する直球勝負の提言をぶつけた。家庭においては教育に悩む父親として家庭教育について考えた。そこまで関わっていたのに女房に「あなたは教育の現場を知らない」の一言で振り出しに戻り、今年はPTAに役員として関わっている。
 それらを総合しても教育は国家100年の計どころか、10年先も見えない状態が続いている。
 小坂憲次さんには日本人がなるほどと感心するような将来の日本に向けた道筋を付けていただきたい。

万歳1発

2005-10-30 18:16:56 | Weblog
 任期満了に伴う長野市長選挙が行われ、二期目の挑戦をしていた鷲澤正一さんに決まった。
 市長選に出馬する以前からお世話になっていることもあって、このたびの当選は個人的にも大変にうれしく思います。
 2001年に還暦を迎えた鷲澤さんが一大決心をして塚田佐さんの後の市長に当選した時には、商工会議所副会頭から「企業家感覚のある市長」として当選した。以来、民間のほうが良いことは民間へ委譲するという姿勢で、自治体の体質改善を進めていらした。同じく、企業を抱えている我々としては、規模は小さいながらも行政と経済との接点がどうなるのか、非常に関心が高かった。
 さらに、長野県知事田中さんとのせめぎ合いなど、話題に欠くことがなかったので、自分としては過去で一番市政が身近だった。

 ところが、実際は投票率が第一回目よりもさらに下がった36.9%という低調で、同時に開票された飯綱町の町長選挙が81%だったせいで、さらに関心が低い事が目立ってしまった。

 投票率は4年間の市政の総決算であるから、信任する事を投票を持って示すことが市民の義務である。と言う事は結構誰でも言える。
 更に私は、この投票率は今後の4年間をも占う結果となるのだから、選挙戦自体に関わった人たちがこれからを懸けて投票率アップに尽力する必要があると思う。大変にお忙しかった関係者に失礼な事をいうようであるが、民意は敏感である。

マーラー

2005-10-29 19:15:07 | Weblog
 ステレオを聞くことが出来る環境を作ったので、久しぶりに昔のレコードを引っ張り出してきて聴いている。磨り減るくらいに聴きまくった昔の曲を当時のレコードで聴くとレコードについた傷のせいでプツプツという針飛びの音まで懐かしい。純粋に曲調だけを聞いているCDとは違う、生々しい楽しさがある。
 聞こえない音が聞こえる気がする。

 1980年代に父が付き合いで買い揃えたソニーの「The great collection of classical music」という、100枚セットのレコードコレクションがある。父は全くクラシック音楽なぞ聞くタイプではないから、なにかの勉強になるかと思って私が預かっていた。その後東京での学生生活でなんどか引越し、社会人として何回か引っ越すたびに100枚のLPと専用ケース(これがとてつもなく重い)は全国を転々としてきた。が、一度もこれらのレコードは聴かれることがなかった。正確にいうとたった一度針を落としたけれど、クラシック音楽に興味がなかった若いときには、ぜんぜんつまらなくて箱に戻したのだった。

 おっさんになって、最近「おお、そういえばこのシリーズがあった」とおもって、二枚組みになっていた、グスタフ・マーラーの交響曲第5番というものをかけてみた。
 ぶっ飛んでしまった。
 この迫力、繊細なハーモニー、100年も前に作曲されたとは思えない斬新なテーマ、逆に最近の音楽の要素の源がちりばめられている。部屋の空気を震わせるくらいぎりぎりまで音量を上げる。音符の渦に包み込まれてしまう。レコードプレーヤーもスピーカーもやっと本当の仕事をしているぞといわんばかりに音を奏でる。
 しびれた。
 鬼の霍乱のような偶然の出来事に、新鮮な感動を受けることが出来た。

 ああ、そういえば本当は今夜、ウィーンでウィーンフィルハーモニーを聴いていたかもしれなかったのだ。

長野はカナダ屋の朝食

2005-10-28 22:02:55 | これを喰わず
 またまたカナダ屋ネタである。
 カナダ屋さんは実は宿泊もできる。目の前がスキー場で、レストランから歩いて5分後にはリフトに乗れるくらいの好立地だから、冬に連泊する人も多いのではないかと思う。
 ただし、夏でも夜は寒い。秋も寒いから冬はすごおく寒い。
 夕食でカナダ屋さん自慢のステーキやらパスタやら巨大なエビフライやらチーズドリアを、赤だの白だの焼酎だのといったお酒と共に大騒ぎをして楽しみ、その後から持参したギターで「なつかしのフォークソング500」を片っ端から歌いまくってぐったりしたら、予約した部屋へ引き上げる。お風呂も洗面所も共同で、ベッドも二段ベッドとシングルベッドが各部屋3人くらいずつ泊まれるように配置してある。廊下には長期滞在で飽きない様に「キャプテン」とかの漫画やら長編小説も置いてあって、マッサージ器に座って読みふけることも出来るのだ。

 さて、前置きが長くなったけれど、本日の御紹介は翌朝の朝食セットである。
 これうまくて、泣くよあんた!
 というくらいだ。
 先に紹介したパンに、卵二つのベーコンエッグ、そこになんと味噌汁である!
 「昨日近くで採ってきたきのこ入れてみた」とさらりとおっしゃるけれど、これがいける。木製の器だと和洋折衷の朝モーニングという感じだけれど、スープ皿に入れればMISOスープに早変わりするのだからおかしくない。
 朝7:30では小屋の外は霧が巻いている。しっかり防寒したご婦人が犬の散歩などしている。静かな時間を楽しみながら、カナダ屋で過ごす至極の朝であった。

長野はカナダ屋のパン

2005-10-27 21:48:34 | これを喰わず
 以前、長野は飯綱高原にある、カナダ屋のステーキが大変おいしいことを強調に強調を重ねて書いた。何しろモントリオールから来た義理の弟が「日本の食文化を見直してしまった」(訳があっていないかもしれませんが)と驚いたくらいのうまさなのだ。カナダからカナダ屋というアメリカンなステーキレストランに来た感覚というのは、フランスにある焼肉屋「リストランテにほん」に行く感覚であろうか?

 今回は、カナダ屋の自家製パンをご紹介します。
 ステーキのお供にご飯かパンを選べるのですが、大体私はおなかが一杯になっている上に、サイドメニューでパスタなんか頼んでいるものだから、なかなかパンにありつけない。
 このパンは翌朝、朝ごはんについて出てきたパンをすかさず激写したものだ。4人でもうひとつ頼んで食べたくらいうまい。
 いったい、日常的に触れているパンだとかの味が信じられないくらいにうまいというのはどうなっているのか?構造的な問題なのか?素材か?腕か?朝の空気か?
 とにかく、お土産にして東京へもって帰りたいと東京組が言うほどおいしいのだ。
 二日酔いでもうまかったもんなぁ。

日立はわたひきのクリーム入り大福

2005-10-26 13:41:20 | これを喰わず
 日立で講演をしたときに控え室に「わたひき」というおそらくお菓子屋さんの名前シールがついた大福3個とお茶が差し入れられた。結構大きめな大福なので、心配りなのか大食いのスタッフがいたのか、いずれにしても残すつもりでいた。
 シャワーを浴びてさっぱりしたあと、静岡茶を飲みながらこの大福を食べたら、なんともちもちっと大変にやわらかなもちの中に粒あんが入っている。さらにさらにその間にしろいクリームがとろりと入っているではないか!
 ああれぇ、まぁ!
 クリームといってもカスタードクリームとかの類ではなく、コーヒーフレッシュのような軽いものだ。口の中があんこで重くなるところを、このクリームのさらさら感が微妙に調整している。
 うまい。
 これから講演が始まるという緊張感漂う中、まずは2つ平らげた。
 講演会でこの大福のことをネタにしたら、主催者の立原君の奥様が好きだから、という理由だけで選ばれたらしい。ああそうですか。ネタで取り上げたということはもう一度食べたいというささやかな期待も含めてあったのだが・・・・
 講演終了後、懇親会の前に控え室に戻り、しっかりと最後のひとつをおいしくいただきました。
 日立は結構お菓子やさんが充実しているのか、お土産に運平堂本店のおおみか饅頭72個(!)詰め合わせをいただいた。親戚中に配っておいしくいただきました。
 それにしても「おおみか」とはなんぞや?

おお!駅丼

2005-10-25 13:21:51 | これを喰わず
 長野駅で駅弁を見ていたら、「おお!ABNプレゼンツ『おお!駅丼』」というものが売っていた。料理研究家山本麗子さんのプロデュースである。外側に巻いてあるチラシを読むと、長野朝日放送(ABN)のみつめて!信州生テレビ2005という番組で取り上げた企画物の駅弁である。
 駅弁というか駅丼と書いてある。
 ぜんまいと豚肉の炒め物・パプリカのピクルス・厚焼き玉子・こんぶの佃煮・ごまたく・唐辛子味噌に加えてうなぎがご飯の間に入っている。女性アナウンサーの企画だったのでダイエット的な分量かと思ったら、結構量が多くて、おなかいっぱいになった。
 おかしなもので、このパンフレットには「中身はこんな感じです」と写真が載っていてひとつひとつのおかずが自宅でも作れるようにレシピ付で解説してある。
 「ふむふむ」などと解説を読みながら食べ進めるといつもの駅弁のようにあとで何を食べたのか覚えていないということがない。注意書きのとおり唐辛子味噌はすごく辛かったとか、ごまたくとはごまあえ沢庵のことであったのか、などと楽しみながら食べることができて、不思議な満足感があった。
 連れがいればそれだけで料理はおいしくなるけれど、一人のときはこういったサービスのアイディアが味を引き立てる。
 「これを喰わず」シリーズにあげましたがこの駅丼は期間限定商品だそうで、私が食べたのは終了直前でした。あしからず。

ビバ茨城2もどり鰹

2005-10-24 13:24:23 | これを喰わず
 茨城の戻り鰹は、ぱきぱきとしているものよりもトロかと思うくらいにねっとりしたほうが喜ばれるのだそうだ。
 2001年に大いに訳ありで連れてこられた水戸市内のおすし屋さん『菊之助』で、「今は時期はずれだから出さないけれど良い時期に必ず出すからあんたも戻って来い」と大将に言われていたので、4年の歳月を経て再びここへ戻って来て戻り鰹を食べられるというのは感激である。当時の「訳あり」については寿司ネタの良し悪しや拉致にまったく左右されることもなく、私だけがおいしい思いをして終わったのだが・・・
 「いいところを用意しておいたよ」と出された鰹は普段長野とかでいただくあぶったものとは全く違う食感であった。まさにトロのような脂っこい舌触りだ。この味は四国の鰹とも違う。
 すし屋のオヤジさんが「どうだ?」「どうだ?」とたたみ掛けるので「よっしゃ、よっしゃ」と良い気になってガンガンと口に放り込んでは舌触りと味を楽しむ。出された冷酒は辛口で個性が強いものだったからこの鰹との相性は大変に良い。オヤジさんの次男の奥様が長野市の方だということで、狭い世間をつまみにしておいしくいただいた。
 瞬く間に食べつくして、更に出された巻き寿司はテイクアウトして二次会でみんなといただいた。
 これからもこの時期には茨城へ「もどりおっさん」したい。

ビバ茨城

2005-10-23 12:51:16 | Weblog
 日本JC茨城ブロック協議会の2006年度の予定者会議で講演をした。
 私は、2001年に大阪で何度目かの(?)一世一代のスピーチをしたことがあるのだが、そのときの印象が強くて立原正仁会長が私に講演依頼をしたとのこと。「これから茨城県内各地の理事長を務めるみんなに『JCは社会の変革を促す』ということを伝えて欲しい」という熱い思いだった。
 OKOKということで、茨城は日立市にお邪魔した。日立製作所を抱える豊かな土地柄で、駅前には日立製作所作成の原子炉タービンがオブジェとして聳え立っていた。
 講演はこの時期には一分でも惜しい忙しさの理事長さんたちと、久しぶりに茨城へ来たおっさんである私との一騎打ちとなった。予想通り、私に注がれる視線は硬く、まっすぐで妥協を許してくれそうも無い。こちらも跳ね返す気合で思いを受け止めて、瞬く間に第一部の理事長懇談会と第二部の会員会議所講演会が終了した。
 謝辞では、理事長懇談会の時点からえぐるような視線を向けてくれていた潮来JCの篠崎仁理事長が私のブログへの感想と共に人間味あふれる彼らしい言葉を贈ってくれた。
 そのおかげだろうか、当日のブログへのアクセス数が368という、おそらく過去最多となった。
 すばらしく充実した一日を送ることが出来た。

 さすがに、若い方々をまともに受け止めたせいでがっくりと体力を消耗してしまい、日曜日に家へ帰ったとたんに風邪を引いた。
 情けないものである。

こりゃ危ない!

2005-10-22 19:19:36 | Weblog
 松本から長野自動車道を通って長野へ向かった。
 途中の本城付近のトンネルに差し掛かったら、追い越し車線に大きなシートが落ちている。よく、トラックの荷物の上にかけて太いゴムバンドでくくりつけるタイプのものだ。
 危ない!
 ちょうど私の前後はすいていて、もとより走行車線にいたので急ブレーキを踏んだりする処置はいらなかったが、それにしても危ない。
 あの上を高速で走る車が乗り上げたらどうなるだろうか?踏み潰して通過できるのだろうか?それともタイヤが巻き込んでしまうのではないだろうか?そうなれば大惨事になることも考えられる。
 トンネルを出たところに、緊急用の電話が設置されていたので、すぐに東日本高速道路株式会社へ電話をかけた。すると、「ありがとうございます。既に撤去に向かっていますがお客様は大丈夫でしたか?」との応え。10月1日に民営化されたばかりの会社だが、日本道路公団時代に比べて大変に対応が良い。ひとまず、おせっかいが取り越し苦労であったことにほっとして、帰路に着いた。

 今日は松本長野間で舗装工事が行われていて、区間は50km/hの規制が出ていた。たまたま早めに出発していたので、流れの邪魔にならない程度に減速していたのが幸いした。しかし、多くの車は制限速度をてんで気にせずに通常の速度で突っ走っていた。

 数ヶ月前の深夜、空き缶を満載したトラックが、ビニールが破れているのに(おそらく)気づかず、空き缶を少しづつ落としながら高速を走っていた。目の前のトラックから落ちた空き缶はトラックと同じ速度でバウンドしながら私の車に突っ込んできた。幸いバウンドとバウンドの隙間を走って、缶がぶつかることはなかったが、空き缶ひとつが凶器になる。
 もらい事故で怪我や車の破損、業務への支障がでることも十分考えられる。
 気を付けようが無い状況にも、最善の対応で気をつけたいものだ。
 高速道路のサービスが民営化されたとしても利用者のマナーが改善されなくては高速道路上の危険は減らないであろう。