土屋龍一郎のブログ

土屋龍一郎のブログです。

episode 3

2005-08-31 00:03:49 | Weblog
 家族で、「まだ間にあうかもしれない」と思って探したら、長野千石劇場で、まだSTAR WARS EPISODE 3 が上映していた。長野はもうとっくに夏休みが終わっているけれど、全国の8月末まで夏休みがある良い子たちのためにまだ映画館はサービスしているのだろう。
 とにかく、この夏にSTAR WARSに、はまってしまった息子たちを連れてビデオではないでかい画面のダースベーダーを見に行ったのだ。私自身も映画館でこのシリーズを見るのは初めてだ。
 すごい。
 最初に画面いっぱいにスペースシップがゆっくり横切った時点で感動した。こりゃあ、はやるよな。友人の山田君が「?で終わっちゃうなんて寂しいですよ」と言っていたが、EPISODE7以降をスピルバーグ監督が作ることを本当に楽しみにして待ちたい。
 私の妹夫婦をはじめ、かぶり物型映画を見ても感動できないという人たちもいるけれど、我が家は痛快娯楽超大作としては文句なしに楽しめた。
 
 ちなみに、写真ははまってしまってジオラマまで作った息子の折り紙WARS。

エコロジーとむかで

2005-08-30 15:05:28 | Weblog
 温泉地の旅館に泊まったときのこと。
 久しぶりに深夜のお笑い番組(中身は見た直後にすっかり忘れた)をひとりで見ていた。すると、ボトリという不吉な音がして、重量感のあるやわらかいものが天井から畳に落ちてきた。部屋の電気をつけて見るとなんと20cmはあろうかという巨大なむかでがくねくね、サッサカと悪魔の芸術のごとく無数の足を波打たせてこちらに向かってきた。
 ぎゃっ!
 スリッパを鷲づかみにして、おりゃおりゃおりゃ、と自分を奮い立たせながらムカデをつぶした。つやつやと油ギッシュで生命感にあふれるムカデが気を失っている間に、(ブログ用にしっかり写真を撮ってから)底の深いゴミ箱に捨てた。

 普段自宅に大きな蛾やら虫やらの罪の無い昆虫が入ってきても、近くにある紙にくるんで外に逃がすようにしている。(以前、居ついている亀にそれら虫をすべからくくれていたのを家族全員にとがめられて以降ですが)
 例外は、ゴキブリとムカデだ。 
 『パピヨン』という映画で、独房に入れられ満足に食事も与えられなかった主人公が床を這い回るムカデをスプーンでつぶして食べるシーンをスティーブ・マックィーンが好演していたけれど、狂気の沙汰だな。

 普段エコロジーとか言っているけれど、私のこの豹変ぶりはなんなんだろう。と深い問いかけに落ち込む私だが、ムカデの姿はその悩みを凌駕する。

ついに車を買い替えた。

2005-08-29 12:26:48 | Weblog
 9年間のっていたフォルクスワーゲンゴルフがこの一年間駄々をこねている。ラジオアンテナは伸びたまま戻らず、オイルは漏れ、出勤時にエンジンが突然止まり、バックするとブレーキが叫ぶ。走行距離65000キロだから乗りすぎでもなく少なくもないだろう。
 大変に気に入ったスタイルだったので手放すのが惜しかったが手がかかってしょうがないので、この際買い替えることにした。

 もとより長距離運転が苦手で長野松本間60kmの高速道路でも2回は休憩しなくては目的地にたどり着けないくらいなので、車への興味もあまりなくて、車種などずうっと無頓着だった。300馬力と聞いて300km/hの速度が出るのだと勘違いしていたくらいである。
 だから生まれて初めてディーラーというところへいってカタログを集めまくり、水着の女性が表紙を飾る車関係雑誌をせっせと買って読んだ。いまでは走っている車をみればメーカーと車種くらいはわかるようになった。
 そこまで勉強したのにいざどんな車に買い替えるかについては相当悩んでしまった。(ここら辺の葛藤は)
 悩んだ上で決めたのがトヨタ「プリウス」だ。
 流行に流行っている車種なので納車に1ヶ月以上かかって、9月1日に手元に届いた。早速乗ってみると「9年間でずいぶん車って便利になったんだなぁ」と思うくらいに運転が楽だ。燃費も良い。「あんまり出ませんが」という営業の言葉にもかかわらず選んだグレーとブルーの中間のカラーも良い。
 これから9年間乗るかどうかはわからないけれどあらためてお気に入りの車に出会えたと思います。

台湾紀行最終

2005-08-28 11:13:36 | Weblog
 李登輝氏との対談がキャンセルになって、思わぬグルメ旅行になってしまった今回の台湾旅行。
 小林よしのり氏が、「うまいものを食べるためにわざわざ台湾まで行っていた」と著書に書いていたがなるほど、台湾にはおいしいものがたくさんあった。
 これまでに何回か訪れた旅行では、時間に制約があって大変に慌ただしいスケジュールだったので、好きなものを食べたり行きたいところへ行った覚えがない。
 今回は二泊三日とはいえ正味1日半の短期間にも関わらず、初めておっさん的海外旅行の楽しさ楽しみ方を知った気がする。
 それに台湾紀行だけでこれだけブログにアップしちゃったもんな。

 檳榔バーを横目で見ながら朝6時半に台北空港につくと、やっぱり港内レストランで台湾料理を食べた。
 食べおさめのつもりで肉ラーメン・小籠包などを頼んだけれど、あたりまえながらおいしく食べはしたが、前日までの本格的な味にはおよばない。
 台湾通となったS氏/M氏と共に、もう一度李登輝氏との対談を実現するために台湾へ戻ることを約束した。

 写真は、日本へ帰国する飛行機内の機内食である。
 国際線では必ず一回食事が出される決まりがあるとのことで、お国柄が偲ばれるメニュー楽しみの一つだ。制限のあるプレートの上にメイン・サブ・デザートを丁寧に配置する機内食は幕の内弁当という世界に誇る料理を考え出した日本人のお家芸のはずだ。
 日本を立つ時に出される日本製メニューは口にも合っていつも大変おいしい。おいしいのだが、幕の内的な楽しさやバランスをどうしてうまく出せないのか、いつも疑問に思う。
 昔、ビジネスクラスに乗った時にはハイグレードな料理が次々と繰り出されてリッチな気分になったが、あのときも洋風な豪華さだったなあ。
 写真のメニュー自体にコメントはありません。

これを聴かず!あべふゆみ/しばのまり子

2005-08-27 12:33:03 | Weblog
 最近新しい音楽を探したり聴いたりする機会が滅多になくなってしまった。CDショップでじっくり時間をかけることも減ったし音楽雑誌のチェックも甘い。
 「ケミカルブラザーズ」「DUFT PUNK」といったものが最新だった。
 つい先日東京へ行った際に二組の路上ライブパフォーマンスに出会った。
 新宿西口で「阿部 芙蓉美(あべふゆみ)あべふゆみ」久しぶりに聴く生音だったので大変に新鮮だった。
 私が欲しいと密かに狙っているギブソンのかなり大きめなギターを弾きながらパーカッション・ベース・ギターをバックに歌う。ルーツにアメリカ西海岸の匂いを持つような、しかし日本語のしっかりした自作の曲だった。
 速攻でCDを購入した。
 もちろんサインまでもらった。
 新しい車が来たら一番に聴きたい。
 代々木公園では「しばのまり子」を見た。
 なにしろ、一度やってみたかった代々木公園内ジョギング中にぐわーんと惹き付けられる声が聞こえてしまったものだから、汗だくだくで、少々ひざが笑いながら歩道で歌うバンドに近付いて、パンフレットまでもらった。ホテルにかえるまでにへろへろになりましたが。
 やっぱりナマ音、ナマバンドは良い。

恒例;夏のライブ

2005-08-26 01:19:55 | Weblog
 8月14日に毎年恒例の「飯綱ハイランドホール」でピクニックライブが開催された。
 もう5回目になるイベントに4年連続で出演させてもらっている。
 なぜか毎回午前中に雨が降り、開催が心配になる。
 今年もあわてて大座法師池近くのコンビニで傘を買ったくらいだ。
 広い坂になった客席に向かって開いているステージもまた広々していて、本当に気持ちが良い。
 お客さんたちもほとんど毎年遊びにきている人たちのようで、三々五々バーベキューをしたり、お弁当を開いたり、ビールを飲みながら次々と登場するバンドを眺めたり、冷やかしたりしている。
 [ma]のまゆさんが忙しい中、応援に駆け付けてくれた。これには感激だよ。プロにほめていただくなんて、いや、そんなそんな・・・・

 そんな気楽なステージに向けて2か月で4回の練習で出演した。
 高原なので、というか年をとって息が続かないせいもあって、全曲スピードダウンして演奏した。お馴染みの曲「黒いバナナ」「かつをぶしシャッフル」「あまいば」等に加えて、21世紀型新曲「ひじき」「さばかん」「ソウルチェーンソー87」。
 さらに今回のために新曲「ボサノバシリカゲル」を披露した。
 楽しかった。
 最近はメンバーの子供たちが楽器に興味を持ってきて、スタジオでの練習に一緒に参加する。
 まあ、子供と自転車に乗ったりスポーツをする親子みたいなもんで、アットホームな感じの練習はそれはそれは楽しい。
 ということで、今回はボーカル宮沢氏とコーラスの奥様の長男まなつ君がドラムスデビューした。
 親子ステージって結構、いいぜ。

しつこいぞ台湾紀行11

2005-08-25 00:39:31 | これを喰わず
 「台湾のチューインガム」をご存じだろうか?
 「檳榔」(びんろう)といって、木の実を割って茎を挟み込んだ小さな食べ物だ。
 数年前に台湾の友人に教えられて以来、恐いもの味わいたさに一回の旅行で一粒は食べる。
 その食べ方も変わっている。
1、まず口に含んでガシガシと噛む。
2、噛むとなんとも苦い汁が出てくるのでそれを口の中にためつつ、さらにガシガシと噛む。
3、一回目に口にたまった汁は「毒なので」紙コップなどに捨てる。
 ・・・・毒なので?
 紙コップに吐き出した汁は真っ赤だ。
 本当の毒だろう。飲み込んだら明日は下痢だろう。
4、毒を吐き出すと口のまわりがべっとり赤くなるのでそれは拭く。
5、あとはガシガシと噛み続ける。
6、木の実がサトウキビの搾りかすのように(ぜんぜん比喩が分からないかもしれませんが)なるまで噛む。
7、頃合いを見て吐き捨てる。
・・・・なるほどチューインガムの食べ方に似ている。
 でも、ハッキリ言ってぜんぜんチューインガムみたいに楽しくない。
 噛んでいる最中、まさに「苦虫を噛む」ような渋い顔である。
 しかも体がほてって、頭の後ろがしびれてくる。
 台北市内ではひっそりと露店で売っていた。
 しかし特筆すべきは郊外檳榔屋だ。ガラスで覆われた檳榔バーのような店構えの一番道路側にレースクィーンのような格好の若い女の子が座って客寄せしているのだ。
 あれはなんなんだろう。
 帰国するとき空港へ向かう道中、タクシーの運転手さんに指差して近付くように頼んだのだが、なぜか止まってくれなかった。
 やっぱりやばい関係なのだろうか?

まだまだ台湾紀行10欣欣魚翅坊のアワビ

2005-08-24 00:17:10 | これを喰わず
 まだまだ自慢したい。
 欣欣魚翅坊の黄金フカヒレセットについてきたアワビ。
 黄金フカヒレに負けない迫力。
 フカヒレがあっさりとした塩味系なのにたいしてアワビはやっぱり醤油系の強めの味だ。
 日本の寿司屋ではこりこりとした食感のアワビが出てくると「これこれこの味!」(長野出身の私の場合だけであろうか)と喜ぶのだが、煮込んだアワビは柔らかい。
 大胆にいえばよく煮込んだトロ肉のごとき柔らかさだ。
 一人18cmの鍋に入ったフカヒレをたべて満腹なのに、アワビ争奪戦となったくらい、おいしかった。

大宮駅弁「北海味メッセ」

2005-08-23 13:28:02 | Weblog
所用にて仙台日帰り。
昼食時間に新幹線を乗り継いで移動。長野駅できじ弁を買おうか迷ったが一生で一度の今日の昼食である。道中で珍しいご当地ものに出逢うことを期待して断念。
大宮駅ホームの売店を片っ端から覗いてついに「北海味メッセ」を買う。なぜ大宮で北海なのかはなぞだが、とにかく1700円もする挑戦的な駅弁だ。
メニューによると、ずわい蟹のほぐし身/うに/いくら/菜の花お浸し/ご飯/鮭塩焼き/かすべ(エイヒレ)唐揚げ/海鮮たらばフライ/ポテトフライ/しし唐素揚げ/里芋の煮付け/いかの煮付け/浜焼き帆立/ずわい蟹入り松前漬け/漁り火紅葉漬け(イカと鮭の糀漬け)/一福だんご。
目一杯メッセしている。なにを討論しているのだろうか?

木を植えた男

2005-08-22 10:20:12 | Weblog
「あまねく人を思いやる
すぐれた人格者の精神は、
長い年月をかけてその行いを見さだめて
はじめて、偉大さのほどが明かされるもの。
名誉も報酬ももとめない
広く大きな心に支えられたその行いは、
見るもたしかなしるしを地上に刻んで
はじめて、けだかい人格のしるしをも
しかと人びとの眼に刻むもの。」
(ジャン・ジオノ『木を植えた男』寺岡襄訳あすなろ書籍)
この本に出会ったのは2000年の春のことだった。
衝撃的な出会いから5年。
やっと念願の木を植えた。
駐車場の、一番車両の邪魔になる、でも大通りからも小路からも見える場所に、やっと一本の木を植えた。
「その木を植える時にはどうしても手伝いたい」と言ってくれた横浜の植木屋の友人がトラックで運んでくれた木は、ネグンドカエデ・フラミンゴという名前の外来種。
まだまだ貧弱な一本の木だけれど、この地が木々でおおい尽くされる記念の一本目だ。