「松樹千年翠」
大徳寺黄梅院太玄師
炉 運び 薄茶
昨日と今日のお稽古では
皆様からそれぞれ
先日の20周年茶会が
楽しかったと
嬉しい言葉をいただきました
でも
誰よりも楽しんでいたのは
私自身だったなあと思います
しかし
実を言うと
あの日
何席目だったかは
忘れたのですが
ちょっとしたハプニングが
ありました
濃茶席は
お手伝い無しで
一人でやっていたので
皆さんが三器の拝見を
なさっているとき
私は
急いで露地に出て
水を撒いていました
水まきが終わって
水屋に戻ろうとした時
突然左胸の心臓あたりが
ぐーっと内側に
引っ張られるような感じになって
(痛い・・・)
と動けなくなりました
びっくりして
口でゆっくり息を吐いて
深呼吸を繰り返していたら
だんだん楽になってきて
特に違和感もなくなったので
茶室に入って
お道具の説明をして
皆さんを送り出しました
その後も
今日に至るまで
何も変わったことなく
過ごしています
いったい何があったのかと
検索してみますと
何となく「狭心症」の
症状に似ているようです
こんなことが
何度も起こるようなら
病院へいくべきかもしれませんが
今のところ
その必要もなさそうです
ただ
そんなことがあって
あらためて感じたことは
生まれて以来これまで心臓が
一度も休み無く
動いてくれていることへの
畏敬の念と感謝の気持ちです
起きている時も
寝ている時も
ぼんやりしている時も
何かに没頭している時も・・・
健気に動き続けている心臓に
これまで言葉に出して
感謝したことはありませんでした
心臓様ありがとうございます!!
いつもいつも
周りの人や物に感謝をしている
私なのですが
一番大切なことを
忘れていたことに
気がつきました!
頑張っている自分自身の
この「身体」に
これからは
意識してもっと感謝しようと
思いました
(*人*)