今日のお稽古は
午前中に三名
先月からお稽古を始めたばかりの
フレッシュな方に
昨年よりお稽古を始められた
茶暦1年のお二人が
それぞれに
お菓子の取り方や服紗さばきなど
優しくご説明されていました
こうやって
新しい方に順繰りに
教えが伝わっていくのだなあと
うれしく思いました
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今日は
鶴首花入に大山蓮を入れてみました
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茶碗 八橋
画かれているお花は何でしょう?
あやめ? 菖蒲? それとも・・・?
学生の頃
古文の時間に
次のような歌を習いませんでしたか?
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
平安時代の歌物語『伊勢物語』
第九段「東下り」より
在原業平が東国に旅をする途中で
三河の国八橋にさしかかったとき
そこに美しく咲いていた
「か き つ ば た」の文字を
折り句にして
都に残してきた妻を思い
旅のわびしさを詠んだとされる歌です
咲きそろう杜若と八橋の画かれている
この小さなお茶碗から
遠く平安時代へと
思いを馳せることができるのも
茶の湯の楽しみの一つですね