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『澗水湛如藍』
前大徳紹尚師
仕事柄
人様の手を拝見する機会の多い私です
ある時ふと
自分の手の甲に
若い方には無い小さなしわが
いっぱいあることに気づきました
人に「若い 若い」と
おだてられて
つい そんな気でいたけれど
手は正直に
年をとっていました
ずっと
変わらずにいたいと思うけれど
もし
本当に何もかもずっと変わらなければ
小学生は
小さな小学生のまま・・・
そういうわけには
いきませんよね
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本来は
炉から風炉の季節に変わったら
炉畳を丸畳に取り替えなければならないのですが
一般の家庭などでは
シーズンオフに畳一畳を収納する場所をとることが困難なため
小さな畳で炉を塞いで
風炉の時期を過ごします
ところで
昨日は私自身のお稽古日だったのですが
稽古場に行ってみると
炉をふさいだ畳が
普段と違う場所にありました
いつも
点前座から拝見物を出したり
客が拝見物を返したりする時
小さな炉畳の縁が気になっていましたが
こうして
畳の敷き方を変えることで
丸畳の雰囲気になります
こういう敷き方があったのか・・・と
目からウロコが落ちた気分で帰ってきて
さっそく真似をしてみました
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主菓子 青嵐 鼓月製
吹き渡る風に
青葉 若葉がざわめき
楓の実が
くるくる回って落ちてゆく様子を表しています
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干菓子 八ツ橋 聖護院八ツ橋総本店製
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あまりにも有名な京名物ですが
今月の表千家同門誌に載っていたので
昨日 京都駅を通った折に
みやげ物売場に立ち寄って買いました
ところが
あらためて気づいたのですが
八ツ橋のメーカーは色々あって
いったいどこのを買ったらよいのか
迷ってしまいました
結局
「聖護院八ツ橋総本店」の昔ながらの固い八ツ橋と
「本家西尾八ツ橋」の生八ツ橋を買って帰りました
「八ツ橋」のいわれについては諸説あるようですが
「聖護院八ツ橋総本店」の方は
琴の元祖 八ツ橋検校にちなんだもの
一方
「本家西尾八ツ橋」の方は
『伊勢物語』や謡曲『かきつばた』の舞台となった
「三河国八ツ橋」の故事に由来するのだそうです