今日の研究会は
台天目のお稽古を
先月相伝を受けられた方を含め四名の方に
ご参加いただいて行いました
茶道を教えるようになるとは
夢にも思っていなかった私が
不思議ななりゆきで教室を開くこととなり
今日 大勢のお弟子さんに恵まれて
共に精進できるまでになったのも
長くお稽古を続けてくださるお弟子さん達に
稽古場を育てていただいたお陰と感謝しています
実は
私の稽古場で台天目のお稽古をしたのは
平成15年に稽古場を開設して以来
今回が初めてです
今日は
四名の方全員にそれぞれ一回ずつ
台天目のお点前 正客 詰をしていただいて
しっかりお勉強していただきました
「 ○ (円相)」
東大寺 寛秀師
円相は 真如 仏性など
文字や言語で表現しつくせない
絶対的で円満なる真理や
悟りを表現する方法の一つと
されています
そして
見る人の境涯や
その時の心境のあり方によって
円相に何を見るかは
様々であるといわれます
私は今日は
十牛図の八番目の図
人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)
をイメージしてこの掛物を掛けました
すべてが忘れさられ 無に帰一するという
あの 何も書いてない一枚です
こじつけかもしれませんが
茶の道と十牛図を重ねて
入門 薄茶 濃茶 習事 飾物
茶通箱 唐物 台天目
とたどっていくと
ちょうど八番目にこの図にたどりつくというのも
なんだか面白いなあと思って
さて
今日の ○ は
稽古場の皆さんには
何に見えたでしょうか
もしかして
天目茶碗に見えたりして・・・
主菓子 錦秋 鼓月製
干菓子 安祥城址 両口屋菓匠製