表千家一期一会

北山会館



本日は
北山会館に出かけてきました



特別展
表千家数寄者
而妙会の絆
~家元継承に際して~

まずは地階に下りて
特別映像の上映を拝見しました

第一部は
「趣味どきっ!」でも拝見した
猶有斎宗匠と而妙斎宗匠による
残月亭での特別対談

第二部は
而妙斎宗匠、猶有斎宗匠
木下収氏、熊倉功夫氏による
懇談の様子が上映されていました


2階の展示室には
襲名の儀において用いられた
不審菴伝来道具や
隠居して宗旦を名乗った歴代家元ゆかりの道具が
展示されていました


また立礼席には
即中斎宗匠、而妙斎宗匠の好み道具を中心に
京都而妙会によって取り合わされた道具が
展示されていました

而妙斎好の扇面立礼卓の上に置かれた
荷水斎宗匠(故左海祥二郎宗匠)お手造りの
黒楽の平茶碗が特に心に残りました

而妙斎宗匠により「残照」という
銘がつけられていました

黒い茶碗の下の方に
朱の釉がたなびくようにかかり
まさに
日が地平線に沈んでからも
静かに照り映えている
崇高な光を思わせました


呈茶席では
先日のご襲名祝賀茶会の折に
末冨さんで特別に作られた
而妙斎宗匠筆 楽の字入り
麩焼煎餅をいただきました




3階には
東京而妙会、京都而妙会、大阪而妙会、
福岡而妙会の各会により

猶有斎宗匠の襲名
而妙斎宗匠の改名を祝して

それぞれに特色を出した道具が
展示されていました 


『而妙会』とは

「表千家十四代家元而妙斎を囲む数寄者の会で
十三代家元即中斎宗匠の即中会に始まり」

「気ごころのあった官界の方々をはじめ
有名文化人、財界の同志が
毎月一回、先代即中斎宗匠のご都合のよい日を選び
家元に集まり
お茶を一服いただいて
そのあと柿伝の縁高で
楽しく語らい歓談する会」
(以上、特別展冊子より抜粋)

であったそうです


今まで
而妙会のことは
全く知りませんでしたが

お茶人の集まりというよりは
お家元を中心にした
各界のリーダーの方々の
文化サロンのような会だったようです


でも
而妙斎宗匠のお話では
最近は而妙会の方々の中にも
熱心にお稽古や茶事をする方が
増えてきていて
心強いことだとおっしゃっておられました


私にとっては
全く雲の上のお話ですが
今日は
そんな世界を
少しだけ垣間見ることができました







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