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今朝稽古場に向かって歩いていたら
メジロが街路樹の葉の陰に
とまっているのを見つけました
こんな季節に
メジロを見るのは珍しいなあと
思ったその瞬間
どこからか
ウグイスのきれいな声が
聞こえてきました
梅雨入り前の
こんな時季に
家の周りでメジロに出会い
ウグイスの囀りを耳にして
なんだか異次元を
歩いているような気分でした
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「清流無間断」
大徳寺黄梅院太玄師
花は
沙羅と京鹿の子です
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先日盆点の相伝を受けられた
Mさんが
ご主人から
「何のために
お茶をそんなに頑張っているの?」と
聞かれて
あらためて色々考えられたそうです
彼女なりに考えて
導き出した思いを
今日は述べて下さいました
「何のためにお茶をするのか」
その答えは恐らく
人それぞれかと思います
では私自身はどうか・・・と
言いますと
私の場合は
お茶のお稽古を始めた
15歳の時から現在に至るまで
何か目的を持って
お茶をしているような感覚は
無いのです
お茶には不思議な力で導かれて
続けていることは
私にとってはとても自然体で
そんなに頑張るつもりは無いのですが
不思議に思うほど道がパタパタ開かれ
気がついたら今になっている
という感じです
お茶を続けていることで
多くの人と出会い
沢山の経験をさせていただき
充実感を味わうこともできて
とても有り難く思っていますが
それは単に結果として
いただいたご褒美みたいなものです
強いて言えば
季節の巡る中で一日一日釜を掛けて
訪れる人を迎えて
お茶を通して
丁寧な暮しを楽しむ
そのことそれ自体が
目的となっていて
それ以外は何も無く
そこで完結しているのです
私にとっては
今までもそしてこれからも
それだけで十分だな...と
思っています